Home>キャンパスライフ>新着情報一覧>沖縄県人会『時をこえ』2年ぶりに6月上演し、約300名が感動に包まれる

キャンパスライフ

Campus Life

沖縄県人会『時をこえ』2年ぶりに6月上演し、約300名が感動に包まれる

2022年06月28日 沖縄県人会

6月26日(日曜)、本学沖縄県人会の1・2年生41人が、沖縄戦をテーマにした創作劇「時をこえ」を本学体育館で上演しました。

地域の方々、学生や教職員約300人が来場し、戦争に巻き込まれ多くの人が命を落とした悲劇を心に刻み、学生たちの「平和を願う強い思い」を受け取り、あらためて平和のすばらしさを感じました。

 

  

 

この取り組みは、沖縄県出身の学生が岡山で「沖縄慰霊の日」があまり知られていないことに驚き、多くの人々に「慰霊の日(6月23日)」を知ってもらい平和の尊さを伝えようと2013年から毎年創作劇の上演をし、今年で10周年を迎えます。

また、今年の5月には沖縄が本土復帰して50周年を迎えており、学生らもより一層強い思いで本公演に挑みました。

新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり一昨年、昨年は12月に公演していましたが、今回は2年ぶりに6月に公演することができました。

 

劇の様子  劇の様子

 

県人会のメンバーは、6.23実行委員会を結成し、3月上旬から「沖縄県平和祈念資料館(沖縄県糸満市)」を訪れ、沖縄戦を体験された方の手記を読み、当時の写真・映像などを見て台本づくりをはじめました。4月下旬から授業の合間をぬって、始業前・昼休み・放課後と練習を重ね、本番に挑みました。

 

劇の様子  劇の様子

 

劇は、令和を生きる小学2年生の娘に、母親が祖母が経験した悲惨な過去を語るシーンから始まりました。平和な日々が暗転し、出征やひめゆり学徒隊の召集で離れ離れになった家族の姿、防空壕の中で飢えに苦しむ人々、泣き止まない赤ん坊を殺すよう命じる日本兵など、迫真の演技で戦争の悲惨さを表現しました。観客たちは引き込まれ、涙を浮かべて見入っていました。

 

劇の様子  劇の様子

 

平和をイメージしたダンスも織り交ぜ、劇の最後には出演者全員での大迫力の伝統舞踊「エイサー」も披露し、会場は感動に包まれました。

 

  劇の様子

 

  • 6.23実行委員会リーダー 上間羽南さん(食物学科2年/沖縄県名護高校出身)のコメント

「今回の公演で10回目となる創作劇は、沖縄県人会に関わってこられたすべての方々が魂を込めて受け継いできたものです。まだ戦争のなくならないこの世界で身近にある幸せを噛みしめながら、今の私たちに続く『命のリレー』を大切に繋いでいきたいです。本公演を支えてくださった関係者の皆さま、当日会場まで足を運んでくださった皆さま、心より感謝いたします」

 

劇の様子

 

 

集合写真

 

 

学生活動カテゴリー

過去アーカイブ一覧