11月25日(日曜)、五輪金メダリストをはじめとする女子ソフトボールのトップ選手を招いた「ソフトボール教室 in みまさか」が、美作大学グラウンドや体育館で開催され、岡山県内だけでなく県外からおよそ350名の小・中・高校生が集まり、一流選手の指導を受けました。
この教室は学校法人美作学園が主催し、夢の実現に向けて挑戦する小・中・高校生の技術向上を目的に毎年開催されており、今年で9回目を迎えました。
今年は「ソフトボールの楽しさを子どもたちに伝え、長く続けてもらい、ソフトボールの輪を広げよう」のテーマで、毎年お馴染みの元トヨタ自動車ソフトボール部監督の若杉賢二さんや、北京五輪金メダリストの馬場(伊藤)幸子さん、廣瀬芽さんらをはじめ16名のトップ選手やコーチの経験を持つ方々が、講師として参加してくださいました。
美作大学女子ソフトボール部の選手たちの指導によるウォーミングアップから始まり、午前は守備講習・ボジション別講習(投手は投手講習)、午後はバッティング講習(投手は投手講習)という流れで実施しました。どの講習も小学校低学年・高学年・中学生・高校生と年代別に分かれて、その年代で身につけておくべき大切な技術・技能を学びました。
講師陣の指導はとても熱く、技術を身につけることでソフトボールの楽しさをさらに味わってもらいたいという強い気持ちを感じさせるもので、その気持ちに応えるように受講した選手たちは食い入るように指導を受けていました。講師陣は、普段プレーに関して疑問に思っていることや悩みなどの質問に対し気軽に答えてくれるため、受講生だけでなく指導者や保護者が集まっていました。
昼休憩後は、講師陣にチャレンジする「チャレンジマッチ」の時間も設けられ、挑戦権を得た受講生は必死で食らいつき、講師陣も対戦を心から楽しんでいました。
その後、デモンストレーションとして、ピッチングやシートノックを披露しました。
ピッチングではライズボールやチェンジアップ、ドロップなど繰り出される多彩な球種に、シートノックでは華麗な足さばき・グラブさばきでの打球処理から矢のような送球を繰り返す講師陣のプレーに受講者は目を奪われていました。
馬場幸子さんは「ここにいる講師も最初からできていた訳ではありません。繰り返し練習し努力を重ねることで技術をものにしてきました。繰り返し練習して技術を自分のものにしてください」「ご家族やチームスタッフの皆さんなど、みなさんがソフトボールに一生懸命打ち込めるように支えてくれている人たちに、感謝の気持ちを忘れずにしてください。それも必ずソフトボールの上達につながってきます」「今日の参加者の中から一人でも多くのトッププレーヤーに育ってくれることを期待しています」とエールを送りました。
【協力くださった講師のみなさん】( )内は旧姓
兵庫大学附属須磨ノ浦高・元監督
岡山県ソフトボール協会副理事長
トヨタ自動車OG(内野手)北京五輪(2008)金メダリスト
日本体育大学OG(外野手)
協力してくださった講師のみなさま、スムーズな教室進行ができるようにご尽力いただきました美作学園(美作高校・美作大学)女子ソフトボール部関係者のみなさま、心より感謝いたします。