認知症ケアを学ぶ研修会が開催されました

2016年03月03日専攻科介護福祉専攻

2月28日、相談支援事業所きぼうの秋里勇治先生を講師に、認知症ケアを学ぶ「ユマニチュードの研修会」(短大介護福祉専攻主催)を本学で開催しました。
講演会の写真


この研修会は岡山県キャリア形成訪問指導事業費補助金交付制度を活用し、毎年この時期に開催しています。福祉・介護人材不足が社会問題として取り上げられている今、施設・事業所の現認介護職員等を対象に、介護の知識や技術の習得をし、スキルアップを促進することで、福祉・介護人材の安定的な定着を図ることを目的にしています。
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今回演題にした「ユマニチュード」は、高齢者、とりわけ認知症の人に有効だとされるケアの方法です。「ケアをする人とは何か」「人とは何か」を問う哲学と、言語・非言語によるコミュニケーション技法に基づいた、フランス生まれのメソッドで。すでに10カ国の医療・介護施設で導入されています。さまざまな困難に直面している高齢者ケアに光を与えるだけでなく、ケアする人のバーンアウトを防ぐなど、ケアを受ける人、行う人双方に“明らかな変化”をもたらすとして注目を集めています。


今回研修にご参加くださった84名の方も、実際にケアの難しさに直面されている方が多くおられましたが、研修終了後「ユマニチュードの基本の『あなたのことを大切に思っています』というメッセージが伝えられるように、まずは『見る』『話す』『触れる』のケアの基本に立ち返って、自らのケアを見つめなおすきっかけができた。早速明日からの実戦で生かしていきたい。」と話され、明日からの活力につなげられたようです。

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