食の分野
栄養学科
[栄養士養成課程]
[栄養学科1年・食物学科1年]「包丁の研ぎ方」講座が行われました。(11/5)
2013年11月06日栄養学科
栄養学科・食物学科で「包丁の研ぎ方」講座が行われました。
11月5日(火)、短期大学部栄養学科1年生と生活科学部食物学科1年生を対象とした「包丁の研ぎ方」の講座が行われました。
これは「調理学実習II」(栄養学科 藤井わか子先生、食物学科 人見哲子先生)の授業の一環で、今年入学時に購入し、調理実習等で使用している各自の包丁をお手入れするというものです。
当日は、ミソノ刃物特約大阪DCの高橋勝昌氏を講師としてお招きし、お話しいただきました。
(写真は栄養学科1年生です。)
包丁の研ぎ方講座
まず初めに包丁の種類や用途、お手入れの仕方、相手への包丁の渡し方、研ぐ姿勢、砥石の扱い方等をお話いただきました。
学生たちはメモをとりながら非常に熱心に聞き、高橋先生が実際に包丁を研いでみせると、そのピカピカな研ぎようと切れ味に驚きの声が上がりました。
続けて班に分かれて実際に学生たちも研いでみます。
途中高橋先生が指導に回ってくださり、包丁の角度や指の場所、姿勢等を指導してくださいました。
結構難しいようで、初めての包丁研ぎに苦戦している学生の姿が見られました。
そしてこの包丁研ぎは、研いだ反対側の面に“バリ”という刃返りが出てきたら完了です。
この“バリ”は目ではみえないので、指先で触って確認します。
“バリ”が出てきた人から高橋先生のところに行き、きちんと研いでいるかどうかを一人ずつチェックしていただきました。
あわせて「正しい包丁の渡し方」も実践しました。
最後に汚れを落として完了です。
自分で研いだ包丁でキュウリを切ってみる学生たち。
その切れようにとても感動していました。
とても有意義な経験となりました。
今回一番乗りで完了した森藤さん(岡山県立勝間田高校出身)は、
「包丁を研ぐのは初めてで、力の入れ加減や均一に研ぐのが難しかったです。」と、早いながらもなかなか難しかった様子。
同じく包丁を研ぐのが初めてだった高山さん(岡山県立林野高校出身)も
「バリは上手に出ましたが、包丁を寝かしたり起こしたりする角度が難しく、角度が高すぎて研ぐ部分が狭くなったりしました。厳しく指導していただけてよかったです。」と話しました。
そして、実家で包丁を研いでいたという楠瀬くん(高知県立高知工業高校出身)は、
「実家では適当に包丁を研いでいましたが、思ったより難しかったし、手間がかかりました。“バリ”のことや、正しく包丁を研がないと逆に切れ味が悪くなったりすることを知り、とても勉強になりました。」と話しました。
包丁研ぎはお料理の基本。
その包丁研ぎを丁寧に指導いただいたことで、栄養士や管理栄養士をめざす学生たちは、“食”に対する新たな意欲を沸き上がらせたことでしょう。
高橋先生、ご指導ありがとうございました。
:-)