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食の分野

栄養学科

[栄養士養成課程]

食物学科・栄養学科2年生が「摂食回復支援食」を体験しました。(5/22)

2012年06月08日栄養学科

食物学科・栄養学科2年生が「摂食回復支援食」を体験しました。


臨床栄養学実習特別講義の写真5月22日(火)、「臨床栄養学実習」(栄養学科准教授 橋本賢先生)の特別講義が行われ、食物学科2年生と栄養学科2年生の希望者63名が摂食・嚥下障害の回復支援食を体験しました。


「臨床栄養学実習」とは


「臨床栄養学実習」の授業は、管理栄養士や栄養士をめざすために必要な栄養学知識で、傷病者の疾病の状況や栄養状態に応じた栄養素の増減や食事の形態、調理法などを学び、食事計画能力を高めるとともに栄養食事相談の技術を修得するものです。
腎臓疾患や糖尿病等のさまざまな疾病における栄養食事について学んでいます。



そして、この日の特別講義では、イーエヌ大塚製薬株式会社 大西先生を講師としてお招きし、「摂食・嚥下(えんげ)障害」についての説明と摂食回復支援食についてお話いただきました。

講演:摂食・嚥下(えんげ)障害について


臨床栄養学実習特別講義の写真まず初めに「摂食・嚥下(えんげ)障害」についての講義です。

大西先生より、原因となる基礎疾患や機能低下に影響する因子、障害により生じる問題、そしてその検査方法や経口摂取の訓練方法等についてご説明いただきました。


臨床栄養学実習特別講義の写真そして、経口摂取が困難となる症状の方に適した食事として、同社により摂食回復支援食「あいーと」が開発されました。
「あいーと」は、形や色などの見た目は普通の食事と同じで、それでいて舌でくずれる軟らさなのです。
また、3食で約950〜1,300kcal、たんぱく質約30〜60gを摂取できる設計になっています。
現在では、ぶりの照焼や牛肉のオイスターソース焼き、筍ご飯等、30種類の食事が開発されています。


摂食回復支援食「あいーと」体験


臨床栄養学実習特別講義の写真講義のあとは「あいーと」の試食です。
ハンバーグやさばの味噌煮等さまざまな料理が並び、学生たちが順番に試食していきました。


学生たちは、説明には聞いていたものの、見た目は普通の食事なのに口に入れると舌でつぶせるその軟らかさにとても驚いていました。
「軟らかいのにしっかりとした形があるのがすごいです。」「意外としっかりとした味付けでおいしかったです。」等、学生たちもその見た目・味付けには満足した様子。

管理栄養士や栄養士をめざす学生たちにとって、摂食・嚥下障害の知識だけでなく、実際にその回復支援食を試食することができ、大変貴重な体験となりました。

大西先生、貴重なお話をありがとうございました。

:-)

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