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子どもの分野

幼児教育学科

[専攻科]幼児教育学科対象オリエンテーションを行いました。(12/17)

2012年12月21日幼児教育学科

幼児教育学科向け 専攻科オリエンテーション


平成24年12月17日(月)、美作大学短期大学部 専攻科の学生たちが、短期大学部 幼児教育学科1年生を対象とした「専攻科オリエンテーション」を行いました。

専攻科オリエンテーションの写真幼児教育学科は、保育士・幼稚園教諭・福祉という、子どもから大人までの支援について学んでいます。
そんな1年生を対象に、専攻科の14人の学生たちが、介護福祉士の仕事内容や専攻科の実習内容等を紹介しました。

介護福祉士とは、“身体または精神に障がいがあって日常生活に支障のある人に食事・入浴・排泄などの世話をし、家族に介護の指導をする”お仕事です。
高齢社会になった今、介護福祉士の力が求められており、専攻科の学生たちは「“専攻科のこと”・“介護のこと”を知ってもらい、進路の幅を広げてほしい」という思いで、その仕事を劇や体験コーナーなどでわかりやすく紹介しました。


プレゼンテーション


まずは専攻科の学生によるプレゼンテーションです。
下記の内容を、体験談を踏まえて紹介しました。

専攻科オリエンテーションの写真■専攻科とはどのようなところか?
■介護とは何か?
■学生たちが専攻科に進学した動機

 …“なんとなく”“まだ働きたくないから”と曖昧な理由だった学生も、今は“介護って楽しい!”と感じています。
■専攻科を卒業するとどうなるのか?
 …1年で介護福祉士国家資格が取得できます。(平成27年以降は“受験資格”取得に変更になります。)
 …就職率も100%です。
■介護福祉士はどのような資格か?
■専攻科の授業内容
 …点字絵本づくり、アイマスクをつけて盲人体験などもあります。


《クイズ》介護の基礎知識


問題1.何と読むでしょう?
(1)褥瘡
(2)胃瘻
(3)拘縮


問題2.日本の高齢化率は23.3%を超えていますが、何社会と言われているでしょう?
1.高齢社会
2.高齢化社会
3.超高齢社会
4.ハイパー高齢社会



<答え>
問題1
(1)じょくそう
(2)いろう
(3)こうしゅく
問題2.
 3.の超高齢社会


創作劇『僕らが思う介護に必要なもの』


専攻科の学生たちは、授業や介護実習を通して、“介護に必要なものは「笑顔」・「技術」・「知識」ということがわかりました。
そして、このことをテーマに学生たちで『僕らが思う介護に必要なもの』という劇を作り、演じました。

***創作劇の概要***
専攻科オリエンテーションの写真のび太、しずかちゃん、スネオ、ジャイアン、出来杉くんの5人は幼児教育学科を卒業後、専攻科に進学。
今日からいよいよ施設実習です。
普段勉強をしていないのび太くん、実習はどうなるのでしょうか…

のび太くんは大村さんという利用者さんの担当になりました。
不安と緊張でいっぱいながらも、持ち前の明るさと元気さで大村さんの介助にあたります。
とても危なっかしい介助ですが、明るいのび太くんの姿に大村さんも元気をもらった様子。

でものび太さんはその日の夜、ドラえもんに「何か介護が上手くできる道具を出して!」と懇願します。
ドラえもんは“介護ロボット変身グッズ”をのび太くんに渡しました。
その道具を使うと介護は上手にできるけど、笑顔はなくなってしまうのに…。

その道具のお陰で、のび太くんは確かな介護技術を手に入れ、大村さんの介助もスムーズになりました。
でも笑顔がなく淡々としたのび太くんの対応に、大村さんは満足しない様子。
徐々に大村さんとのび太くんの間には距離ができてしまいました。

“介護に大切なものは何なのか…”迷い苦しみながら実習をしていたのび太くんですが、ある日やっと気がつきました。―本当に大切なものは技術よりも“笑顔”だったということに。

介護に大切なものはドラえもんでも出せません。
専攻科の学生たちは実習を通して、のび太くんと同じように“介護に大切なものは「笑顔」、「技術」、「知識」”ということを見出したのです。



ゼスチャーゲーム


専攻科オリエンテーションの写真続けてゼスチャーゲームを実施しました。
このゲームは、ゼスチャーによって気持ちを伝えること、表現することの大切さや難しさ、そして、それを受け取る側が分かったときの嬉しさや喜びを感じてもらうことを目的としています。

こちらは1年生が前に出て、下記のような文章をゼスチャーで表現しました。
トイレに行きたい
クリスマスにプレゼントをもらって嬉しい
雪が降って寒くなってお腹が痛い


ゼスチャーをするほうも、受け取るほうも、思っていた以上に難しいことが分かりました。


介護を体験


専攻科オリエンテーションの写真次は介護の体験です。

1年生2人が前に出て、“片麻痺”を体験。
腕、足、腰に装具を付け、関節が硬直した状態で階段を上り下りします。

体験した1年生は思ったより歩くにくくて怖かったようです。


〜専攻科の学生から幼児教育学科の学生たちへのメッセージ〜


最後に専攻科の学生たちから、幼児教育学科の学生たちへメッセージが贈られました。

専攻科オリエンテーションの写真西村さん(鳥取県立鳥取湖陵高校出身)
もともとは保育士を目指しており、“まだ卒業したくない”という気持ちで専攻科に進学した西村さん。
専攻科で学ぶうちに徐々に介護に興味を持つようになり、今は介護に夢中なのだそうです。

そんな西村さんは、実習の体験談や学んだこと、感じたことを話しました。


専攻科オリエンテーションの写真大村さん(島根県立平田高校出身)
幼児教育学科を卒業後専攻科に進学した大村さんは、専攻科で学ぶにつれて、“介護と保育は共通している”と感じるようになったそうです。
大村さんは、自身の経験談や介護福祉士という資格について話し、1年生に“進路の幅を広げてほしい”という思いを伝えました。



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専攻科に進学したみなさんは、介護福祉を専門とし、大変な仕事ではありますが、その中にある多くの魅力を感じ取っています。
数ヶ月前までは不安のほうが大きかったみなさんが今回堂々と話す姿をみて、とても頼もしく感じました。

専攻科のみなさんの今後の活躍に期待しています。

:-)

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