児童学科4年生が「総合演習」中間発表会を実施しました。(9/16)

2011年09月27日児童学科

児童学科4年生が「総合演習」中間発表会


9月16日(金)、児童学科4年生「総合演習」中間発表会が行われました。
この「総合演習」中間発表会というのは、4年生全員が研究テーマ別にグループに別れ、各グループで研究してきた成果を論文にまとめ、発表するものです。

そのなかのいくつかの発表をご紹介します。

「異文化を理解し、教育現場で実践すること −韓国文化を例にあげて−」
中間発表会の写真総合学習の時間の内容として、国際理解の問題にどのように取り組むかは重要な課題です。
韓国ドラマやK-POPが流行するなど、韓国文化に馴染む機会が増えている昨今、日本にいる韓国人とは一体どのような人たちなのか、韓国人や韓国文化について調査を行い、子どもたちにどのような異文化教育を実践することが可能かを検討しました。
今回の調査をもとに作成した保育指導案を、美作大学附属幼稚園にて実践する予定です。


「リズムアンサンブルの制作と指導法を考える 〜体でリズムを感じよう〜」
中間発表会の写真5歳ぐらいの幼児は音楽に合わせてリズム打ちをしたり、他の幼児と一緒に動きを合わせたりするようになります。そんな幼児に“アンサンブル”の楽しさ・喜び”を味あわせたいと考え、ボディパーカッションを用いたリズムアンサンブルを実践しました。
(ボディパーカッション=手拍子、お腹打ち、膝打ち、足踏みなど、体一つでどこでも行うことができるリズム表現)
実際に保育園で実践し、その中で見えてきたことや反省点を発表しました。


「どの子にもわかる授業 −通常学級における困り感を有する児童への指導・支援のあり方−」
中間発表会の写真小・中学校の通常学級に、学習や生活の上で特別な配慮を必要とする児童は年々増加しています。そこで、週に一度小学校へ行き、先生方のお話や現場での取り組みを参考にし、「どの子にもわかる授業づくり」を目標に、発達障がいを有する子どもへの手立てを視野に入れた指導案づくり・模擬授業を行いました。


「身の回りの音環境に注目する −サウンドスケープを取り入れた活動−」
中間発表会の写真私たちは常にたくさんの音に囲まれて生活していますが、身の回りの音に関心を持ち普段気づいていない音に気づく。さらに一人ひとりの聞こえ方や表現の仕方が違うということを認め合う活動を考案し、教育への生かし方について考えました。
研究では、美作大学での聞こえる音を集め、オリジナルミュージックの作成を行いました。


「菜の花で資源サイクルを学ぶ」
中間発表会の写真限りある地球環境の中でいかに「持続可能な社会」を築きあげるかがどの国にも共通する課題です。そのためには何ができるのかを考え、菜の花プロジェクトを通して“エコ”について改めて考えていくことになりました。
「菜の花の栽培、収穫、種を取る、搾取、搾りかすを堆肥にする、油を使う、使用した廃油で石鹸・ろうそくを作る」この一連の流れを体験し、その体験を子どもたちに伝え、エコに関心を持ってもらいたいと考えました。



当日は全12グループの研究成果の発表がありました。
どのグループも興味深い研究テーマで、幼児・児童の心理状態もよく加味された内容になっていました。

4年生のみなさん、今回の研究が将来保育士や小学校教諭になったときに活かせられるよう頑張ってくださいね。

:-)

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