「白熱教室 in 美作大学」(講師:堀江正彦氏)が行われました。(5/18)

2012年05月20日児童学科

「白熱教室 in 美作大学」開催


「白熱教室 in 美作大学」の写真5月18日(金)、本学にて、津山市出身で外務省地域環境問題担当大使・明治大学特任教授の堀江正彦氏による「白熱教室 in 美作大学」(主催:岡山経済同友会津山部会/後援:美作大学・岡山県美作県民局・津山市・津山市教育委員会・山陽新聞社・津山朝日新聞社)が開かれ、本学の児童学科2年生約80名や、一般の方などあわせて約100名が参加しました。


本学の児童学科の学生は、将来小学校教員や幼稚園教員、保育士などをめざしており、今回の“人づくり”をテーマにした「白熱教室」は、さまざまな文化や考え方を知る有意義な時間となりました。

「白熱教室」


「白熱教室」では、堀江氏から下記の4つの質問が行われました。

「白熱教室 in 美作大学」の写真1.将来どのような先生になりたいか?
2.子どもたちをどのように育てていきたいか?


これらの質問について、学生たちからは
「小さなことにも耳を傾ける先生になりたい」、
「人の気持ちが分かる人になるよう、子どもたちを育てたい」
などの意見が相次ぎました。


「白熱教室 in 美作大学」の写真3.個(アイデンティティー)の確立とはどういうことか?
4.人は心と心で分かり合えるか?


4.の「人は心と心で分かり合えるか」について、多くの学生が「分かり合える」と回答。

これに対して、堀江氏は6カ国での海外生活経験から、「みんなが同じような生活をして同じ言葉をしゃべっているわけではないので、分かり合えると思ってはいけない」と指摘。
日本と外国とでは文化や習慣、考え方などが大きく異なることを挙げ、気持ちを表現すること、言葉で誤解を解くことの重要性を話されました。

また、「日本人は外国の人から道を尋ねられたとき、英語がしゃべれないため照れ笑いするケースが多いが、これは恥ずかしいこと。日本語ででもきちんと答えるべき」、「日本人は人の家に招かれた際、飲み物を勧められると遠慮して他の人と同じ物を頼みがちだが、英語圏では自分が欲しい飲み物をはっきりと言う」など、さまざまな文化や習慣の違いについて説明されました。

その上で、「日本人としても個人としてもアイデンティティーを確立し、日本だけでなく、世界で何が起こっているのか複眼的視点で見える人になってほしい」と、学生たちにエールを送りました。


学生にとって貴重な体験となりました。


「白熱教室 in 美作大学」の写真参加した学生は、
「広い視野を持ち、個を大切にする保育士になりたい」、
「一人ひとりの個の重要性について理解を深めることができた。話すテンポや声のトーンがすばらしく、僕もあのように人前でしゃべれるようになりたい。」と、とても感銘を受けた様子。

学生たちは白熱教室を通して、自分の気持ちを表現することの大切さ、“個”の重要性などさまざまな知識を得ることができ、とても貴重な体験となりました。


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