[栄養学科]1年次セミナーで「ヤクルト ウン知育教室」が行われました。(10/2)
2013年10月03日お知らせ
1年次セミナーで「ヤクルト ウン知育教室」が行われました。
平成25年10月2日(水)、本学短期大学部栄養学科の1年生を対象に、「ヤクルト ウン知育(ちいく)教室」が行われました。

「ウン知育教室」とは、ヤクルトさんが実施している健康教室で、“腸内環境をよい状態に保つことが健康で長生きするための秘訣”という考えのもと、腸の健康状態を知る方法のひとつとして、いい便の見分け方などをお話されています。
今回の本学の講義では、便の形や色、匂いからの健康度のチェック方法や、腸内細菌の量・種類・働き、腸内環境を整えるために必要なこと等をお話いただきました。
ヤクルト「ウン知育教室」
“便は健康のバロメーター”と言われますが、いい便は黄色がかった褐色で、バナナのような形、あまり匂わず毎日スルッと出て水に浮き、1日200g〜300gとされているそうです。

300gは意外と重く、学生たちはしっかりと色・形・重さをチェックしました。
そしてこの“いい便”は自分の力でデザインすることができ、そのために必要な“3つのウンチ力”について紹介されました。

バランスの摂れた食事がいいウンチづくりの基本です。野菜を多く摂り、便をコーディネートしましょう。
2つ目は「ウンチを育てるチカラ」
善玉菌優位の腸内環境を作りましょう。乳酸菌飲料やビフィズス菌飲料を摂ると、腸内に善玉菌が増えてきます。
3つ目は「ウンチを出すチカラ」
腸のまわりの筋肉を鍛えましょう。腸の周りの筋力をつけるための“ヤクルト腸トレ体操”もあります。
これらの“作る・育てる・出すチカラ”がとても大切で、普段の排便の回数により、例えばインフルエンザ等の病気になったときに、重症化する度合いも異なってくるそうです。
腸内環境を良い状態に保つことが、健康で長生きするための秘訣なのです。
そして、腸内細菌には良い働きをする菌と悪い働きをする菌があり、良い働きをする菌が減少すると、腸内環境のバランスを崩します。
良い働きをする菌を優勢に保つために有効なのが、乳酸菌やビフィズス菌を摂取することです。

(ちなみに私たちのお腹の中にいる腸内細菌は、数百種類100兆個、菌を横並びにすると、地球を2周半する長さになるそうです。)
講義を終え、出席した栄養学科1年の河井さん(岡山県美作高校出身)は、「健康な身体を守っていくためにも、3つのウンチ力をパワーアップしていこうと思いました。」と話しました。
将来栄養士として人々の健康維持・増進に関わっていく栄養学科の学生にとって、今回の「ウン知育教室」は、自分の健康のみならず、周りのすべての人の健康維持に必要な腸内環境について具体的に学ぶことができ、大変有意義な時間となりました。
:-)