「みまさか福祉卒業生 岡山県北 M/PSWネットワーク交流会」が開催されました。(6/27)
2012年07月16日お知らせ
*本学卒業生、在校生による岡山県北地域M/PSWネットワーク交流会を初開催*

第1回のキックオフということで、社会福祉学科の堀川准教授が企画し、横山なおみ先生、金島智之先生にもご協力いただいて開催しました。
集まっていただいたのは、この岡山県北地域に福祉・医療施設にソーシャルワーカーとして勤務する本学卒業生の5人の先輩たちです。懐かしい顔ぶれが集う中、早速近況報告とMSW、ESWに関連する業務の話が始まりました。
MSW、PSWについて
MSW(Medical Social Worker)とは、「医療ソーシャルワーカー」の略称で、疾病を有する患者等が地域、家庭において自立した生活が送れるように真理的・社会的(制度)から問題の解決・調整を行う主に病院など医療施設、分野でのソーシャルワーカーとしての専門職に就く人たちを指します。
また、PSW(Psychiatric Social Worker)は「精神科ソーシャルワーカー」の略称で、精神障害者の抱える生活問題、社会問題について解決や援助を行い、その人らしいライフスタイルを獲得できるようサポートする専門職です。
なお、本学ではPSWにおける精神保健福祉士の受験資格を取得することはできませんが、ソーシャルワーカー全般を総合的に取りまとめる社会福祉士の国家試験受験資格を社会福祉学科にて取得し、現場で活躍できる即戦力ある人材を養成しています。12年目を迎える社会福祉学科(学科名称の変更経歴あり)は、中四国、沖縄を中心に本学には多くのソーシャルワーカーを今も輩出しています。
ネットワークを形成し、情報の共有化を図る

このような交流会を開催することは、現場における問題点を知り、施策などの情報を共有でき、さらには美作大学をひとつのセンターポジションにした勤務先とは別の独自性を持つネットワークの形成、さらには、これから社会福祉士を目指す学生たちへの知識の享受、モチベーションにつながることだと考えています。
情報の共有化は複雑化した社会福祉システムの中でソーシャルワークに就く(これから就く)者にとって、いまや無くてはならないひとつの方策でもあります。
在学生の不安な気持ちにこたえる卒業生の力

出席した学生からは、自分の目指す医療ソーシャルワーカー関連施設に実習に行くときに感じている不安や戸惑いを質問。卒業生の方が丁寧にその不安要素を取り除くように丁寧に答えてくれました。現場経験豊富な先生方からもアドバイスをいただき、在学生たちにとって非常に有意義な話が聞けたのではないかと思います。なによりも、同じように悩み進んできた卒業生の言葉だからこそ、そのひとことひとことの重さ、感じずにはいられませんでした。
このような一同に介する機会は貴重であり、現場勤務の卒業生、福祉を目指す学生にとってはとてもいい時間だったと思います。
それぞれに忙しい中、休みの日に関わらず、時間をつけて集まってくださった先生方、卒業生のみなさん、ありがとうございました。
:-D