福祉3年生が「美作地域コミュニティビジネスプラン・コンテスト」で最優秀賞受賞!(1/11)
2013年01月17日お知らせ
福祉3年 薬師寺ゼミ生が「コミュニティビジネスプラン・コンテスト」で最優秀賞受賞!!

(福祉のまちづくり学科:H23年度入学生より社会福祉学科に名称変更)
この『美作地域コミュニティビジネスプラン・コンテスト』とは、本学を初め、経済団体やNPO支援団体、美作全域の行政機関から成る“美作地域コミュニティビジネスプラン・コンテスト実行委員会”が、美作地域の課題解決や活性化を目的に企画したものです。
このコンテストには、応募者が事業を開始し継続することを前提とした「事業化プラン部門」と、誰かが事業実施することを期待する「アイデアプラン部門」があり、本学は「アイデアプラン部門」に応募。
アイデアプラン部門には美作地域の個人や団体を中心に16件の応募があり、このうち一次審査を通過した6件がこの日公開プレゼンテーション審査に出席しました。
就労継続支援B型事業で行う移動販売及び見守り支援−みまさかデリバリー

大橋さん(岡山県立勝山高校出身)
落くん(岡山県岡山学芸館高校出身)
小松くん(高知県立幡多農業高校出身)
森田さん(兵庫県立日高高校出身)
障がいのある人の働く場として、一般就労と福祉的就労があります。
福祉的就労には、障害者自立支援法の訓練等給付の就労継続支援A型事業(雇用型)と、就労継続支援B型事業(非雇用型)があります。
そして、美作地域には就労を希望している人や特別支援学校を卒業した人たちの働く場が少なく、また、既存の就労継続支援B型事業は作業種目のバリエーションが少ない等、多くの課題があります。

・障がいのある人の働く場が少ない
・買い物弱者や高齢者の単独世帯・夫婦のみ世帯が増加している
(「近くに商店がなく不便」、「話し相手がいなくて寂しい」等)
などの課題がみえてきました。
そこで学生たちは、これらの課題を解決するために、『就労継続支援B型事業で行う移動販売及び見守り支援−みまさかデリバリー』と名づけたプランを検討。
『み』は みんなの
『ま』は まちに
『さ』は さっそうと
『か』は かけつける
さらに、『みま』は “みまもり”という意味も持つ、“就労継続支援B型事業で移動販売や見守り・安否確認、配食サービスを行う”ことを主とするプランです。
“移動販売・配食サービス”については、高知県まで実際の移動販売を見に行ったり、そこでの売上実績を分析したり、岡山市の民間小売業に収益の調査に行ったりし、美作市でこのプランを具体化できるかを検証。

そして、このプランの実現化により、
・地域の人にとって買い物が楽しみになるとともに、地域の人たちとの関わりも増える
・障がいのある人と地域住民との交流の場もでき、新たな“つながり”も構築することができる と、新しい形で地域コミュニティの創造につながることをPRしました。
(発表後はたくさんのご質問をいただきました。)

今回のコンテストは10月上旬に知り応募しましたが、プレゼンテーションの数日前からは合宿(泊り込み)をし、発表の準備をしました。
(合宿の様子)

「やりきりました!私たちの地域の障がい者理解への思いが伝わったと思っています。これまで夏休みも返上して、高知県や岡山市、美作市に何度も足を運び、スーパーからは具体化が大丈夫かどうかをコンサルしてもらったりしてきました。今までやってきたことが認められてとても嬉しいです。」と、とても爽やかな表情で話してくれました。
(表彰式の様子)

これからもみなさんの思いや努力が形になり、そして安心・安全のまちづくりの一助となることを願っています。
主催:美作地域コミュニティビジネスプラン・コンテスト実行委員会
<実行委員会構成団体>
教育機関:美作大学
経済団体:公益財団法人岡山県産業振興財団、津山商工会議所、真庭商工会、
作州津山商工会、鏡野町商工会、久米郡商工会、みまさか商工会
NPO支援団体:特定非営利活動法人岡山NPOセンター、
特定非営利活動法人つやまNPO支援センター
特定非営利活動法人市民活動支援センターまにわ、
特定非営利活動法人ふれあいサポートちゃてぃす
行政機関:津山市、真庭市、美作市、新庄村、鏡野町、勝央町、奈義町、久米南町、
美咲町、岡山県美作県民局
:-)