美咲町議員と本学学生の意見交換会を開催~まちの未来を話し合う~
2022年06月28日 イベント
6月20日(月曜)、美咲町議会と本学学生との意見交換会を開催し、本学からは美咲町出身の学生13名、美咲町議員14名が参加しました。
この度の取り組み、今年1月に美咲町議会と本学が締結した「SDGsパートナーシップ包括協定」によるもので、締結後初の事業になります。
<協定締結のきっかけとなった社会福祉学科学生による研修会の様子はこちら>
意見交換会に先立ち、まず美咲町議会議場を会場とし模擬議会を行いました。
学生らは実際に議席に座り、普段体験することのできない特別な経験をさせていただき、真剣な眼差しで模擬議会を聴講していました。
また、アンバサダー委嘱式も同会場で行われ、松島啓議長が学生一人一人に委嘱状を手渡しました。
その後、美咲町役場本庁舎に会場を移し、グループワーク方式での意見交換会を行いました。
学生と本学OB、議員が5グループに分かれて、「若い人が美咲町に住み続けるには何が必要か」「自分が住む町を将来どのような町にしたいか」「美咲町が進めている義務教育学校・多世代交流拠点について」をテーマに意見を交わしました。
グループディスカッションはワールドカフェ方式で行われ、紙に意見やアイデアを書きながら会話を進めました。学生らは積極的に意見を出し、議員の方の話を真剣な表情で聞いていました。
また、本学OBは、社会福祉学科卒業生で現在美咲町の社会福祉協議会で勤務する、小林奈緒さん、福田美波さん、三本そらさんの3名がグループワークに参加しており、社会福祉士として美咲町で活躍している様子が伺えました。
まとめの発表では、「若者が美咲町に住み続けるには交通の便が重要」「多世代で楽しめる場所づくり」「子育て支援の充実」「防災対策ができている安心安全な町」などの意見が上がりました。
また、学生らはこの会に参加した感想をボードに書き、学生一人一人が以下の感想を述べました。(一部抜粋)
- この意見交換会の中で美咲町の素晴らしさを知った。他の市町村にも伝えていきたい。
- 子どもたちの笑顔を守る教員になって美咲町に就職したい。
- 新鮮な体験ができ楽しかった。美咲町にたくさんの仕事があることを知り、将来美咲町で働きたいと思った。
- 美咲町に住んでいながらも魅力を知ろうとしていなかったことに気づいた。魅力あふれる美咲町のことをもっと知りたいと思った。
- 幅広い視点からの意見が聞けてたいへん勉強になった。自分では思いつかない意見が聞けて良かった。
- 議員さんの熱い思いを聞くことができて良かった。自分もまちづくりに貢献したいと思った。
学生の発表後には議員の皆さまより拍手が起きていました。
最後に総括として小坂田社会福祉学科長が、「初めての取り組みで、学生達は改めて美咲町の良さや状況について理解することができた。また、今後このような場を重ねていくことでより理解が深まっていくと思う。
本学には美咲町出身の学生が20名以上在籍しており、このような大学は他に無いと思う。美咲町で将来暮らしたい働きたいという思いや夢を実現する政策を進めていただきたいと思う。また、今後も美咲町と本学で協同してSDGsを実践していければと思う」と述べ、参加者は今後の発展につながる手ごたえを感じ、有意義な時間となりました。
美咲町議会のHPでも本取り組みをご紹介いただいています(ニュース映像あり)