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「なぜ?」から世界が広がる!柳田理科雄先生と楽しむ科学の世界、公開講座を開催

2026年09月12日 公開講座

9月12日(土曜)、美作大学地域生活科学研究所主催の公開講座「理科ってこんなに面白い! 大好きなアニメやマンガ、ゲームについて科学的に考えると世界が広がる!」を本学100周年記念館5階・100周年ホールで開催しました。

 

 

講師を務めたのは、作家で空想科学研究所主任研究員、明治大学理工学部兼任講師の柳田理科雄先生は、1996年に『空想科学読本』で作家デビューされ、小学生に絶大な人気がある『ジュニア空想科学読本』や『ポケモン空想科学読本』シリーズ、『空想科学学園』など学習まんがの原作・監修も手掛けています。また、講演や実験ショー、ラジオやテレビにも出演されるなど、マルチに活躍されています。

今回も、アニメやマンガ、昔話などを題材に、「もしも、これが本当に起こったら?」という視点から科学を楽しく考えました。

 

  • 身近な「なぜ?」を科学で考える

講座の冒頭では、柳田先生が空想科学を始めたきっかけについて紹介。子どもの頃から抱いていた疑問を大切にし、科学的に考えていくことの面白さを語りました。

岡山県にちなんだ桃太郎の話も飛び出し、「そういう考え方をするのか!」と思わず笑ってしまうような発想に、会場から笑いが起こる場面もありました。

そして柳田先生が参加者に伝えたのは、「最初に持った疑問を大切にしてほしい」ということ。

すぐに答えが分からなくても、勉強していけばいつか分かるときが来る。人生は、そのために長い。
「あたりまえ」と決めつけず、自分の成長を待ちながら考えてほしい――。

科学の知識だけではなく、「疑問を持つこと」「考え続けること」の大切さを、子どもたちにも分かりやすく伝えました。

 

  • 中学生も助手として実験に参加!

講座では、2人の中学生が柳田先生の助手として登壇し、実験をサポートしました。

 

 

まずはシャボン玉の実験。工夫して作った「超強力なシャボン液」を使うと、なんとシャボン玉の中に指を通したり、ボールを通したりすることができます。

 

 

「なぜ割れないの?」という疑問から、シャボン玉の仕組みや「界面活性剤」とは何か、さらに実験後のシャボン液をどのように処理すればよいのかまで、身近な現象を一つひとつ科学的に考えていきました。

続いて登場したのはドライアイス。「ドライアイス爆弾」を使った実験では、しりとりゲームも取り入れながら、楽しんで科学を学びました。

 

ただ実験を見るだけではなく、「なぜそうなるのか」を考えることで、身近なものが科学の教材になることを体験しました。

 

  • 「そんなことまで科学で考えるの?」質問タイムも大盛り上がり

講座の後半には、参加者からの質問に柳田先生が答える時間も設けられました。

「どんな質問でも、ほかの人が答えないような質問でも答えます」と柳田先生。

すると、「鬼滅の刃」や「ウルトラマン」、そして岡山県にちなんだ「桃太郎」まで、次々とユニークな質問が飛び出しました。

「鬼滅の刃」の沼の鬼との戦いで、登場人物はどれくらい呼吸を続けられるのか。

禰󠄀豆子は、なぜ鬼になったのに太陽を浴びても大丈夫だったのか。そして、鬼が太陽を浴びると砂のようになるのはなぜなのか。

「ウルトラマンの体重は約3万5千トン。そんなに重いのに、立っている地面はへこまないの?」

さらには、

「桃太郎が入っている桃を、おばあさんが包丁で割ったら桃太郎も真っ二つにならないの?」

という、思わず笑ってしまうような質問も。

 

 

柳田先生は、一つひとつの疑問をそのままにせず、「何が問題なのか」を細かく分けながら、科学的に考えていきます。

「桃の直径が80センチだったら?」「桃太郎が入っているとしたら?」――そんなふうに条件を一つずつ考えていくと、昔話の中にも次々と「なぜ?」が見つかります。

会場では、柳田先生の答えに笑いが起こる一方、「もっと聞きたい!」という様子で耳を傾ける参加者の姿が見られました。

今回の講座を通して、参加者はアニメやマンガ、昔話の中にある「ありえないかもしれないこと」を科学の視点から考える楽しさを体験しました。

身の回りの「あたりまえ」を少し疑ってみること。
「どうして?」と思ったことを大切にすること。

そこから、科学への興味や新しい発見が始まります。

美作大学では今後も、地域の皆さまが楽しみながら学べる公開講座を開催していきます。

 

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