8月17日(土曜)、2024年度公開講座プログラムの一つ、「キッズプロフェッショナルへの道」を小学生を対象に開講し、小学校3~6年の親子21組が楽しみながらお仕事体験を行いました。
この取り組みは、子どもたちに本学が養成している「食・子ども・福祉」分野の専門職を体験してもらい、それぞれの職業に興味を持ってもらうこと、また、働くことで得られる給料の仕組みを学んでもらう社会勉強の場として開催されました。昨年初めて開催し、今年で2回目となります。
当日は、各分野の担当教員やスタッフの学生がサポートを行い、参加者は活き活きとした様子で初めてのお仕事体験を楽しんでいました。
【各分野の職業体験の様子】
- 食の分野 担当:栄養学科 住吉友香助教
タイトル:『栄養士のお仕事体験』 栄養バランスを考えてピザを作ろう!大切な人にプレゼントするイメージで、美味しいピザ作りに挑戦!
子どもたちは白衣と調理帽子を着用し、栄養バランスのとれたピザを作ることに挑戦しました。一食分の野菜が150g以上になるよう計測し、その野菜をピザに盛り付けました。また、大切な人のことを思い、その人のために食事を作るという気持ちを大切にしながら調理を進めました。
子どもたちは真剣に調理に取り組み、完成したピザを見てとても喜んでいました。
- 子どもの分野 担当:児童学科 薮田弘美准教授
タイトル:『あかちゃんは宝物』最先端のプログラミングで動くリアルケアベビーで保育体験に挑戦!保育士として赤ちゃんのお世話をしよう!泣いているケアベビーはどうやったら泣き止むかな?おむつ?ミルク?
エプロン姿の子どもたちは、保育士になりきって赤ちゃんのお世話に挑戦しました。泣き出した赤ちゃんをあやしてミルクをあげたり、おむつを替えたりしながら、育児の難しさを体験しました。参加者からは「赤ちゃんが笑うと嬉しかった」「おむつを替えるのが難しかった」などの声が聞かれました。
- 福祉の分野 担当:社会福祉学科 薬師寺明子教授
タイトル:『ソーシャルワーカー体験』さまざまなところで活躍しているソーシャルワーカーになって、アセスメントにチャレンジ!
今回も初回に続き、洋服の青山様より子どもサイズのスーツをお借りしました。
子どもたちはスーツを着用し、ソーシャルワーカー体験を行いました。
学生スタッフがクライアント役となり、ソーシャルワーカー役の子どもたちは、クライアント本人やその周りの情報を聞き取りながらアセスメントシートを記入しました。また、アセスメントの一環として『ジェノグラム(家庭関係図)』も作成しました。普段着る機会のないスーツに身を包んだ子どもたちは真剣に取り組んでいました。
それぞれの仕事を終えた子どもたちに、給料として本学専用通貨の「1,500ミマ」が支給されました。
本学社会福祉学科のスマイルカンパニーが開かれ、お菓子、アクセサリーなどの手作り雑貨を、自らが稼いだ専用通貨で購入していました。
- 参加者の感想
「お仕事をしてお金を稼ぐのは大変だと思いました。いつも頑張っているお父さんやお母さんに感謝の気持ちが湧きました。これからは、お金の使い方についても考えて使っていきたいと思いました」(小学生)
「家庭でもお金の使い方について話をすることはありますが、今日のような実体験を通して学ぶことで、子どもたちにより響く内容だと感じました。貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました」(保護者)
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