専攻科[介護福祉専攻]

12月1日(金曜)、専攻科介護福祉専攻の「生活支援技術B」の授業で、介護福祉士の資格を持ち、福祉タクシーの事業者で災害支援チームリーダーなどを務められている加納忠紘氏を講師にお招きし、災害支援や移動支援事業などについてお話しいただきました。

前半は、主に「介護福祉士による災害支援」についてのお話がありました。

講義の中では、岡山県介護福祉士会の概要や、災害支援の取り組みなどの紹介がありました。また、加納氏の実体験として、東日本大震災で宮城県へ災害支援に派遣された際のエピソードを語っていただきました。

授業の後半は、福祉事業輸送限定事業(福祉タクシー)について教えていただきました。

事業を始めるには国土交通省の許可を受けることが必要で、一定の基準を満たしていないと許可が下りないそうです。

また、実際に運用している福祉タクシーを見せていただきました。

福祉タクシーには車いすやストレッチャーのまま乗車できる機能が備わっており、車椅子が４台、ストレッチャーが1台収容されています。

ショッピングモールなどへお買い物に行く際に使用される方も多く、お出かけ先での補助もされているそうです。

学生たちはなかなかお目にかかれない福祉タクシーの内部に興味津々で、車いすに乗った状態で乗車したり、昇降のボタンを操作させていただいたりなど、貴重な体験をさせていただきました。