美作大学で「津山産小麦を使ったパン作り研修会」を開催
2024年09月26日 イベント
8月21日(水曜)、本学にて、本年度第1回目の「津山産小麦を使ったパン作り研修会」が開催され、市内でパン製造に携わる14名が参加しました。
この研修会は、津山産パン用小麦「せときらら」を使用したヒット商品の開発を目的としており、参加者は素材への理解を深めました。
研修会は、地元商社「曲辰」と岡山県美作広域農業普及指導センターの主催により開催されました。市内での「せときらら」栽培の普及とPR、消費拡大を目指す取り組みとして、美作大学短期大学部栄養学科の桑守正範教授が協力しています。
当日は、兵庫県神戸市の人気パン店「ブーランジェリービアンヴニュ」の代表、大下尚志さんが講師を務め、塩バターパンの作り方を実演しました。参加者はパンの成形を手伝いながら材料の配合を確認し、焼き立てのパンを試食し、地元小麦の魅力を体感しました。
その後、津山市や岡山県内のパン店を対象に行われたアンケート結果をもとに、地元特産品を取り入れた商品開発に関する意見交換が行われました。
「干し柿や作州黒、津山産ショウガを取り入れてはどうか」「コッペパンをベースにして店ごとに具材を工夫するのも良いのでは」など、参加者から多くの意見が飛び交い、特産品の活用に向けた議論が進められました。
この研修会は、津山産小麦の利用促進を目的に、2022年から毎年継続して開催されており、今年度は4回の開催が予定されています。
開発された新商品は、今冬に市内で行われるイベントにてお披露目される予定です。