8月30日(火曜)～9月9日(金曜)の2週間にわたり、本学で「防災士養成講座」が開講され、大学1~4年・短大1~2年生の学生68名、一般市民の受講生1名が受講しました。
近年自然災害が目立ち、地域で働く人材にとって防災の知識というのは非常に重要なものとなってきています。本学ではそのような状況に対応できる専門職人材を輩出すべく、日本防災士機構から防災士研修実施教育機関として認定を受け、2020年度より全学科で『防災士資格取得試験受験資格』の取得を可能としました。
本学で防災士養成講座を開講して今年で3年目となります。
防災士とは、「自助」「共助」「協働」を原則として、社会の様々な場で防災力を高める活動が期待され、そのための十分な意識と一定の知識・技能を修得した人であることを日本防災士機構が認証するものです。地域・職場における防災の取組や災害時のリーダー役として、防災士は必要不可欠な存在といえます。
“地元地域の人を災害から守りたい”と様々な出身県の学生が選択して受講しました。
災害の基礎知識、災害医療と心のケア、復旧・復興と被災者支援、災害ボランティア活動など多岐にわたる内容を各分野の専門家から学びました。
講座の中では、避難者の年齢、性別、国籍、それぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所に見立てた平面図に適切に配置する、「避難所運営疑似体験ゲームHUG(ハグ)」をグループに分かれて実施し、避難所で起きる課題や対応策を学びました。
最終日には修了証を受け取った後、防災士資格取得試験の受験を希望する学生は学内で試験を受けました。
- 参加した学生からのコメント
「災害が身近なところで増えてきたので勉強したいと思い受講しました。実際に発生した時に周囲の人を助けられるようになりたいです」
「今大学で勉強している分野の専門的知識に加え、防災士の知識を兼ね備えて将来に役立てたいと思います」
