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沖縄県人会『時をこえ』を上演~約250名が感動に包まれる~

2021年12月20日 沖縄県人会

12月19日(日曜)、本学沖縄県人会の1・2年生が、太平洋戦争末期の沖縄戦をテーマにした創作劇「時をこえ」を本学体育館で上演しました。多くの若者が戦禍に巻き込まれ、命を落とした悲劇を熱演し、市民の方や大学関係者、学生など約250人へ平和の尊さについて訴えました。

 

沖縄県人会創作劇時をこえの様子

 

沖縄県人会創作劇時をこえの様子沖縄県人会創作劇時をこえの様子

 

この取り組みは、沖縄県出身の学生が、岡山で沖縄慰霊の日があまり知られていないことに驚き、多くの人々に「慰霊の日(6月23日)」を知ってもらい、平和の尊さを伝えようと2013年から毎年創作劇の上演をしています。

例年は、「慰霊の日(6月23日)」に合わせて上演していましたが、新型コロナウィルスの影響で延期となり、2年連続で12月の公演となりました。

 

沖縄県人会創作劇時をこえの様子沖縄県人会創作劇時をこえの様子

 

夏休みに帰省した際に「沖縄県平和祈念資料館」を訪ね、沖縄戦の生存者らの手記を読み、当時の写真や映像を見て台本作りを行いました。10月頃から授業の合間をぬって、始業前・昼休み・放課後と練習を重ね、本番に挑みました。

 

沖縄県人会創作劇時をこえの様子沖縄県人会創作劇時をこえの様子

 

劇は、集団自決した「ひめゆり学徒隊」として戦争を経験した「おばぁ」が主人公で、戦争当時の回想が主なストーリーとなっています。楽しい日々から突然、戦火に巻き込まれる様子やガマの中で泣き止まない赤ん坊を殺そうとする兵隊などをリアルに描き、観客たちは引き込まれ、涙を浮かべて見入っていました。

劇の最後には、沖縄伝統芸能「エイサー」を披露し、締めくくりました。

 

沖縄県人会創作劇時をこえの様子沖縄県人会創作劇時をこえの様子

 

  • 6.23実行委員会リーダー 大藪連李さん(食物学科2年/沖縄県読谷高出身)のコメント

「本日は寒い中お越しいただき、ありがとうございました。過去に多くの命が奪われた沖縄戦についてたくさんの人に知ってほしいと気持ちを込めて演じました。平和に暮らしている日常があたりまえではなく、幸せなことだと感じてもらえれば嬉しいです。そして、この度の上演を支えてくださった皆様には大変感謝しています。」

 

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