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沖縄県人会が創作劇「時をこえ」上演/「慰霊の日」に合わせて黙とう

2025年06月24日 沖縄県人会

6月22日(日曜)、本学体育館にて、沖縄県人会の1・2年生による沖縄戦をテーマにした創作劇「時をこえ」が上演されました。

地域の方々や同日行われたオープンキャンパスに参加した方もご来場くださり、約400人に戦争の悲惨さや平和の尊さを訴えました。

 

劇の様子 劇の様子

 

沖縄では1945年4月に米軍が本土へ上陸し、住民も戦闘に巻き込まれ、20万人以上が犠牲となる国内最大の地上戦となりました。6月23日は大戦の終結した日とされ、沖縄の平和祈念公園では毎年、戦没者追悼式が行われています。

この取り組みは、沖縄県出身の学生が岡山で「沖縄慰霊の日」があまり知られていないことに驚いたことから始まり、多くの人々に「慰霊の日(6月23日)」を知ってもらい平和の尊さを伝えようと2013年から毎年創作劇の上演をし、今年で13年目を迎えます。

 

学生たちは4月下旬から授業の合間をぬって始業前・昼休み・放課後と練習を重ね、おだやかな日々を過ごしていた家族が悲惨な戦争に巻き込まれていく様子を描いたストーリーを演じ切りました。

新入生たちに改めて創作劇開始の経緯を理解してもらうため、発起人である卒業生の上江洲美奈さん(2015年度食物学科卒)と電話を繋いで創作劇にかけた思いや当時のエピソードを伺う時間を設けました。

 

劇の様子 劇の様子

 

防空壕の中で飢えに苦しむ人々、命を落としてゆく人々、命を託されて生き残った人の葛藤を、迫真の演技やダンスで表現しました。

最後に、「命は他に変えることのできない大切な宝。悲劇は繰り返してはいけない」というメッセージと、出演者全員での大迫力の伝統舞踊「エイサー」を披露し、会場は感動に包まれました。

 


 

また、6月23日(月曜)「沖縄慰霊の日」には、沖縄県人会の学生と教職員が正午から1分間、沖縄の方角に向かって平和への祈りを込めた黙とうを捧げました。

この黙とうは2014年から始まり、今年で12年目となります。

 

黙祷の様子 黙祷の様子

 

6.23実行委員会委員長の大田清音さん(児童学科2年/沖縄県北部農林高校出身)が「戦争で亡くなったすべての方々のご冥福と、これからの未来の平和を願い、お祈りします」と述べ、「黙とう」の合図から1分間、静かに目を閉じました。

 

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