Feature
EDUCATIONAL GOAL
幼児期は心身の発達の基礎ができる時期です。毎日の生活環境の中で遊びながら体を動かすことが最も大切です。心身が躍動して楽しく元気になるためにも、よく遊び、よく食べ、よく寝るという日々の活動を充実させバランスよくしていくことが大切です。
話す人の顔やいろいろな物・事象をよくみることで、観察力・探究心・感性が豊かになります。よくみることが「きくこと、考えること」のべースになっていきます。
人の言葉や話、周囲の音、自分の声等をよくきくことで伝え合う喜びを味わったり、言葉で表現する経験を繰り返したりすることでコミュニケーション能力が養われます。
五感を使って自分の力で試したり、調べたり、試行錯誤をくり返しながら、考える喜びを味わうことで「学ぶ意欲」が育ちます。
他の人と一緒に活動する楽しさを味わうことで、葛藤する心や忍耐力、他者への思いやりが生まれます。さらに友だちと共通の目的をもって様々な活動に取り組む経験が小学校教育での主体的、協同的な学習へとつながります。
のびのびと遊ぶことを通して生きるための知識と基礎を身につけます。
初めての集団生活の場となる幼稚園入園について、親子共に不安が大きいのは当然です。早く園生活に慣れ安心して過ごせるように子ども達に寄り添い、信頼関係を築くと共に楽しい遊びの環境を提供していきます。
少しずつ園生活に慣れて情緒が安定してくると、いろいろな遊びや友だちに目が向いてくるようになります。先生と共に楽しむ中で、意欲的に遊びに取り組めるよう仲立ちをします。
自分でやろうとする気持ちと誰かにやってもらいたい依存の気持ちが交差する3歳児です。家庭とは違った同年齢の友だちの中で自分のことは自分でできるよう刺激を受け合い成長していけるよう関わっていきます。
園生活の中でいろいろな遊びに取り組み、しだいに友だちと一緒に意欲をもって目的に向かって遊びをつくりだしていきます。その中で自分から友だちを誘って遊ぶ積極的な態度やきまりを守って遊ぶ態度が育っていきます。また、友だちと一緒に遊ぶことを通して、楽しさや喜び、ぶつかり合いによる怒りや悲しみなどを味わい、心情に触れる体験をします。また、基本的生活習慣も自分でできることが増え、自信につながっていきます。
いろいろな感情体験を重ねることで相手の気持ちがわかるようになり、思いやりやがまんする力が育ってきます。園生活を通して子ども達は豊かな心情と物事に関わっていこうとする意欲や、生活に必要な態度を身につけていきます。4・5歳児の生活を基盤とし、子ども同士で学び合い、認め合い、助け合う生活を送る中で小学校への適応能力が育っていきます。