Feature
ALTERNATING CURRENT
大学児童学科学生、短大(短期大学)幼児教育学科学生、そして美作高校 美作大学コースの生徒達の実習園として、学生や生徒の学びの場となっています。子ども達は学生とのあたたかい触れ合いの中でたくさんの刺激を受けながら交流を深めています。
附属幼稚園ならではの楽しい体験が子ども達をより一層大きく成長させてくれます。
美作高等学校の美作大学コースの生徒達が大学に進学し、より実践的な学びに入るため、日頃学んだことを子ども達の前で実践演習を年少・年中組にて行いました。
今年度より、美作高等学校では美作大学コースの生徒達を対象に大学にてサテライト教室が開催され、週2日は大学にて学んできました。
今回はその成果のひとつとしての実践演習が行われました。子ども達を前にすると最初は緊張した姿が見られましたが、少しずつ笑顔が見られだし、子ども達も高校生との交流を楽しむことができました。
また、同日年長組では美作大学短期大学部幼児教育学科の学生達による制作遊びの実践演習も行われました。このように附属幼稚園では、高校や大学と連携し実習を行い、身近で実践力を養う場として活用されています。
未来の教育者の育成に関わることで、幼児教育の意義を深めると共に、いろいろな人との関わりの中で「学びの土台作り」もしっかりしていきたいと思います。
実習生は、登園から降園までの1日の子どもの生活する姿を観察したり、実際に子どもと遊んだり関わったりする中で、子どもへの理解を深めることができます。
また、保育者の子どもに対する援助の方法を観察し、子どもの発達過程に応じた保育について学びます。その他に幼児期にふさわしい生活の中で、環境に主体的に関わって生み出される遊びを中心とした子ども達の保育、地域に根ざした幼稚園の役割や保育者としての職業倫理などについて学んでいきます。
居原田 洋子 先生(美作大学短期大学部 幼児教育学科教授 幼児教育学科長)
美作高等学校の美作大学コースでは、将来幼稚園教諭や保育士として地域で活躍する人材の育成を目指しています。子どもたちへの接し方を学ぶために、毎年、附属幼稚園で実習をしており、日頃の授業での学びを実践しています。その中で、高校生が制作した紙芝居や手遊び、劇などを披露し、子どもたちが一緒に笑顔で楽しみながら学びを深めています。今後も相互交流の中で、より良い経験ができるよう努めていきます。
廣川 美月先生(岡山県美作高等学校 美作大学コース長)