1月26日 9時~17時
1月27日 8時30分~20時
著者 | 渡辺和子 |
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出版社 | 幻冬舎 |
出版年 | 2012年4月 |
この本は、岡山県に位置するノートルダム清心女子大学名誉学長、及びノートルダム清心女子学園の理事長の渡辺和子の著作だ。この本を読んでみると、渡辺は幼いころから、亡くなるまで様々な苦労をしてきたことがうかがえる。しかし、どんな逆境にもめげず、ただ清く美しくあろうとしてきた渡辺の一生が詰まった作品と言える。
特にお勧めしたい部分は、「何もできなくていい。ただ笑顔でいよう。」 である。誰かの笑顔を見るだけで、心が癒される。だから自分も、毎日笑顔でいようと思えた言葉だ。
上記の言葉以外にも、生きていくためのヒントがたくさんある。読むと励まされる、そんな本だ。
著者 | 乙一 |
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出版社 | 株式会社KADOKAWA |
出版年 | 2003年11月 |
この本は6つの短編が載っています。
その中でも特にオススメしたいお話は「Calling you」です。
主人公の女子高生リョウはいつもひとりぼっち。寂しい思いをしていたリョウは頭の中で自分好みの携帯電話を思い描く。ある日、頭の中の携帯電話の呼び出し音が鳴る。恐る恐る電話に出ると相手はシンヤというリョウと同じ孤独な高校生だった。頭の中で連絡を取り合ううちにリョウとシンヤは親しくなる。そして二人は実際に会う計画をするが…。
現実ではありえない設定ですがおもわず感情移入してしまう程に物語に引き込まれました。そして設定にも仕掛けがあるので読み終わった時にあっと驚くと思います。
この他にも不思議だったりミステリーだったり、切なかったりとタイプの違ったお話が読めるのでとても読み応えがあります。
著者 | 金子みすゞ |
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出版社 | JULA出版局 |
出版年 | 1984年8月 |
金子みすゞが遺した512編の作品の中から、最初に読んでほしい60編が、この本にのっています。
私が特に印象に残っている詩は「星とたんぽぽ」です。
見えないものの中にこそ、大切なものがあると、優しく、あたたかく私達に語りかけてくれます。
題名にある「わたしと小鳥とすずと」を始め、小学校国語教科書に採用されている作品が全て収録されているので、懐かしみながら、ぜひ読んでみてください。
著者 | 湊かなえ |
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出版社 | 東京創元社(ミステリ・フロンティア) |
出版年 | 2009年6月 |
空気がきれいなことだけが誇りの穏やかな田舎町で生まれ育った四人の少女。そんな町で起こった、ひとつの事件により、四人の少女の運命は大きく変わっていきます。
この本は、章ごとに主人公が変わる独白形式で書かれているため、読みやすいですし、一人ひとりの感情や事件の受け止め方の違いが分かりやすく、普段ミステリーを読まない人にもお勧めです。
「読んだらイヤな気持ちになるミステリー」と呼ばれる、この作品は好き嫌いが分かれると思いますが、この後味の悪さがこの作品の良いところだと思います。実は、表紙にも秘密が隠されているので、読んだ後、もう一度表紙に注目していただきたいです。
著者 | ふるた たるひ、 たばた せいいち |
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出版社 | 童心社 |
出版年 | 1974年11月1日 |
幼稚園児のころ読み聞かせてもらった絵本ですが、大人になってからもずっと記憶に残っていました。
押入れの不気味さ、ネズミの怖さ、そして冒険のドキドキ感。
今でもたまに読み返してみては、当時の自分を思い出しています。
昔読んだことのある人は、再び読み返して童心に帰るも良し、児童学科や幼教の実習などで活用するも良し。
いつまでも不思議な魅力を持ち続けている作品です。
著者 | 著:サン・テグジュペリ/訳:内藤 濯 |
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出版社 | 岩波書店 |
出版年 | 2006年3月 |
様々な人や物にかかわり、成長していく王子さまの話です。独特の世界観があり、何度読み返してもあきがこない内容です。私がこの作品を愛読しているのは、台詞にハッとさせられるからです。一番好きな台詞は“かんじんなことは、目に見えないんだよ”のフレーズです。心にゆとりが欲しい時にオススメの一冊です。
著者 | 瀬尾 幸子 |
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出版社 | 西東社 |
出版年 | 2009年4月 |
この本は、写真と簡単な文章でレシピが書いてあるので、料理をしたことない人や料理が苦手な人でもとっつきやすいです。料理名も聞いたことがあるものばかりです。ちょっとした応用レシピや豆知識も載っているので一度手に取ってみてみてほしいです。この本を機に料理を始めてみませんか。
著者 | オープロジェクト |
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出版社 | 三才ブックス |
出版年 | 2008年12月 |
長崎県の海上にある島「軍艦島」。その軍艦島の各所の写真が細かく載っている写真集です。
普段入れないような所まで、綺麗な写真で見ることが出来ます。
また、写真だけでなく、概説・年表・用語など詳しく載っていて、軍艦島をよく知ることが出来ます。
大正時代から、分けて載っているので、とても見易かったです。 浪漫溢れる軍艦島を、たくさん知ることが出来て、お勧めの1冊です。
著者 | 山下 貴光 |
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出版社 | 宝島社 |
出版年 | 2010年2月 |
アメリカでは大統領がテロ集団に拉致されている中、デザイン科の女子高生とヤンキー、無口な恋する観察者と後輩の4人が屋上部を結成し、屋上の平和を守るために色んな事件に関わっていく、というお話で何よりキャラクターが素敵です。
笑い、サスペンス、友情、恋など色んな要素がつまっているとても面白い本です。
著者 | くさか里樹 |
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出版社 | 講談社 |
出版年 | 2004年5月 |
自分の進路に悩んでいた高校生の恩田百太郎は、とあることから高齢者介護と関わるようになります。
そして、介護職に就いた百太郎は、高齢者と向き合い、日々奮闘していきます。
高齢者の問題、介護の問題を扱った漫画ですが、百太郎の底抜けに明るい性格のおかげで、気軽に楽しく読むことができます。
介護の辛さ、高齢社会の抱えている課題など、リアルに描かれています。
しかし、そんな大変な現実の中でも、おばあちゃんは百太郎に微笑んでくれます。
「生きてて良かったわぁ」
高齢者介護の苦しさ、楽しさを、笑いあり、涙ありのストーリーで描いた作品です。
特に、福祉学科や介護専攻の学生に読んでほしいと思います。
ただし、一度読み始めたら止まりません。 テスト前を避けて読むようにしましょう。
著者 | 著:ルーシー・モード・モンゴメリ/訳:松本 侑子 |
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出版社 | 集英社 |
出版年 | 2000年5月 |
私が紹介したい本は、世界名作劇場シリーズの1つ、「赤毛のアン」です。幼い頃のアンは、愛情に恵まれていませんでした。早くに両親を亡くし、別の人の家を転々とし、孤児院に入りました。一見、とても辛い状況に見えますが、アンは前向きな少女でした。そんなアンがグリーン・ゲイブルズのマシュウとマリラに引き取られて、成長していく物語です。家族愛や友情といった、誰かをとても大切に思う気持ちに溢れた本です。人として大切な何かがある本だと思います。ぜひ1度、読んでみてください。
著者 | 瀬尾まいこ |
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出版社 | 講談社 |
出版年 | 2007年6月 |
中学2年生の時に初めて読んだこの本をきっかけに、瀬尾まいこさんや森絵都さんを始め、多くの本を読むようになりました。
中でも心に残ったのは「家族は作るのは大変だけど、その分、めったになくならないからさ。…」という台詞です。不器用ながらも支えあう家族の温かさ、なくしてから気づく大切なもの…ふわりと優しく、少し切ない気持ちになる作品です。
著者 | 森絵都 |
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出版社 | 理論社 |
出版年 | 1998年7月 |
生前の罪により、輪廻のサイクルから外されたぼくの魂。
だが天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た。
自殺を図った少年、真の体にホームステイし、自分の生前に犯した罪を思い出さなければならないのだ。
今を生きにくいと感じている人におすすめの一冊です。
読んだ後には必ず何かヒントが見つかります。
著者 | 文:アネッテ・ランゲン/絵:コンスタンツァ・ドロープ/訳:栗栖 カイ |
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出版社 | ブロンズ新社 |
出版年 | 1994年9月 |
ソフィーという名の女の子が大切にしていたぬいぐるみのウサギのフェリックスが世界旅行をするお話です。フェリックスが書いた6通の手紙と記念シールの入ったすごく可愛い「手紙絵本」です。続編もあり、絵が可愛くて癒されます。
著者 | 川口 雅幸 |
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出版社 | アルファポリス |
出版年 | 2007年7月 |
夏休みを迎えた小学6年生のユウタは交通事故で亡くした父と以前カブトムシを捕りに来た思い出の山奥のダムへ行くと、不思議な老人に出会う。
ダムで足を滑らせたユウタ。気づくとダムに沈んだはずの村が広がっていた。30年以上も前にタイムスリップしていることに気づき、ユウタは村で出会った仲間達と1ヶ月の間楽しい時間を過ごす。しかし、村がダムに沈む日も近づいてくる。そして、ユウタは村の人から伝説の虹色ほたるの話を聞く。
友人との絆が感じられ、大切にしようと思える本でした。
2012年5月に映画になった感動ファンタジーです。
著者 | いんやくりお |
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出版社 | サンマーク出版 |
出版年 | 2012年5月 |
9つの難病を抱えて生まれたりおくんの、子どもが語ったとは思えない程哲学的で、同時に神秘的な言葉の数々を綴った本です。目まぐるしく過ぎていく日々の中で、多くの人が忘れている大切な「何か」をふっと思い出させてくれる、そんな一冊です。
著者 | 志茂田景樹 |
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出版社 | ナツメ社 |
出版年 | 2012年10月 |
人生の道に迷ったとき、気持ちが落ち込んだとき、そんな時に読むと、心が励まされる一冊です。
この本の中には全てに感動するのではなく、多くある言葉のなかのどれかが自分にとっての支えになると思います。
社会の中で生きていくうちにたくさんの人やものにあうと思いますが、笑ったり、泣いたり、怒ったりすることができるのは、言葉の力が大きく関わっていることを改めて実感しました。
著者 | 文:メアリ・リン・レイ/絵:マーラ・フレイジー/訳:長田 弘 |
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出版社 | ブロンズ新社 |
出版年 | 2012年7月 |
さまざまな星をめぐるとても美しい絵本です。読んでいくと、こんなにもすぐそばに星はあるんだと温かい気持ちになります。
また、日常の中に綺麗な星を見つめる心のゆとりがなくなっていたのかなと気づかせてくれます。
そして時には夜空の輝く星を見上げたいな、と思えるような素敵な一冊です。
著者 | 峰守ひろかず |
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出版社 | 株式会社KADOKAWA アスキー・メディアワークス |
出版年 | 2013年4月 |
登場人物のキャラクター性が強く、主人公の絶対城先輩やヒロインはもちろんですが、脇を固めるキャラクターたちもとても魅力的でよかったです。
ストーリーに関しては、最初のあたりでは、物事をむりやり妖怪のしわざとして解決するといった、ペテン師のようなことをしていて、あまり妖怪とは関係ないなぁと思っていましたが、終盤では、妖怪の知識を使って事件を解決したり、本当に妖怪の力を持つ人物もあらわれたりと、ファンタジー的な要素もあり、とても面白かったです。
著者 | 角野栄子作 / 林明子画 |
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出版社 | 福音館書店 |
出版年 | 2002年6月 |
大半の人はジブリアニメで知っていると思いますが、本の内容はかなり違います。 アニメと比較してみるのも楽しいかも知れません。
本の文字が少し大きくてわかりやすいので、難しい本が少し苦手だと思う人には特におすすめしたいです。よかったら読んでみてください。
この本は13歳になった魔女のキキがひとり立ちをして成長していくお話です。コリコの町で1年間ひとり立ちをすることを決め、宅急便をして生計を立てていくことにしました。短編集のようになっているので読みやすいと思います。