学科トピックス
大学 社会福祉学科4年が「福祉を表現する~コミュニケーション技法としてのグラレコ」を学ぶ
2021年11月12日 社会福祉学科
11月9日(火曜)大学 社会福祉学科4年生が岡田英之先生を講師に迎え「福祉を表現する~コミュニケーション技法としてのグラレコ」と題し、「グラフィックレコーディング」(以下、グラレコ)の手法を学びました。
岡田先生はNPO 法人 アンビシャス コーポレーション理事であり、関西ふくしグラレコグループむす部に所属され、介護支援専門員でもあります。そして、グラフィックファシリテーターなどの活動も行っています。
グラレコとは、会議などの内容をタイムリーに、イラストやキーワードで体系的に「見える化」させて、理解を深め、コミュニケーションを助けるツールとして用いられる手法です。
最初に学生たちは自己紹介や今日のお昼ごはんなどをグラレコの手法のポイントを学びながら、実践しました。絵を描くことに苦手意識がある学生も、岡田先生より手早く伝わる絵を描くコツを教えていただくことで、相手に伝わる絵を描こうと一生懸命取り組んでいました。そして、情報が整理されて書かれているか、他者にうまく伝わっているか、共有しながら講義は進んでいきました。
最後に物語を聞いて、グラレコの手法を使い、イラストとコメントでA4の紙1枚に内容をまとめる実践にチャレンジしました。出来上がったレコーディングレポートを全員で見て花丸とつけて回りました。
岡田先生より「意見をはっきり言うのが苦手な人にとって、グラフィックは対話の中間物、つまりクッションの役割を果たしてくれるので、意見が言いやすくなります。この新しいグラレコという手法を活用し、今後進む福祉の道でも活かしてくれることを期待します。」とメッセージを送られました。
<学生の感想>
- 手法は斬新で分かりやすいし、おもしろかった。絵を使って会議を進行していくことで視覚的に情報を取り入れるとはどういうことなのかを実践を通して学ぶことができた。卒業後も会議や研修の機会は多いと思うのでぜひ活用していきたい。
南條健太さん(社会福祉学科4年/岡山県玉島高校出身) - 人に対する情報の伝え方は、絵が多い方がすーっと頭に入ってきたり、文字の方が理解しやすかったりといった人によって情報の取り入れ方が違うのを体感的に理解できた。これからも、そういった違いを意識しながら両方を上手く活用できるようにしたい。
藤田彩夏さん(社会福祉学科4年/徳島県穴吹高校出身)