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学科トピックス

社福武田ゼミの学生が能登での災害支援ボランティアに参加

2025年02月19日 社会福祉学科

社会福祉学科武田ゼミ3年生の副田康生さんと武田英樹教授が、2月14日(金曜)から18日(火曜)までの5日間、石川県七尾市を拠点に活動している民間災害ボランティアセンター「おらっちゃ七尾」での災害支援ボランティアに参加しました。

 

ボランティア活動の様子  ボランティア活動の様子

 

活動内容は個々のご自宅を訪問し、公費解体前の建物内の後片付け、家財道具の処分、雪かきなどでした。

副田さんは昨年の3月にも石川県輪島市での災害支援ボランティアに参加しており、今回が2度目の参加となりました。昨年の参加をきっかけに現在、災害支援をテーマに研究を進めています。

 

震災から1年以上が経過していますが、復興は道半ばで、仮設住宅などで見通しのつかない厳しい生活を強いられておられる被災者の声を聴き、現状に触れる貴重な機会となりました。

 

ボランティア活動の様子  ボランティア活動の様子

 

  • 参加した感想

「災害支援ボランティアはあくまで手伝いであり、片付けなどの作業に勤しむもことが重要である」と考えていたところもありました。しかし、今回出会った家主さんは今後の人生を見通しながら「この本はもう一度読むかもやこのCDは聞くかもしれない」とおっしゃっていた事が印象に残りました。私は被災者の方々をこれまでの人生に戻すお手伝いはできません。しかし今回の活動で、家主さんの思いに耳を傾け、これからの人生の形成に関わるお手伝いはできるのではないかという考えに変わりました。

昨年に引き続き今回も支援の完結を見ないまま私自身のボランティア活動を終えることに対して、言葉では言い表し難い強い葛藤が生まれました。この繰り返しがボランティアで最も辛いことなのではないかと感じました。

それでも今回のボランティアを通して自分自身、一年が経過した上での能登の姿など見聞きして、ボランティアの価値観についても改めて考えることができました。

また能登を訪れ、復興のお手伝いをしたいと思います。

(社会福祉学科3年 副田康生/大分雄城台高等学校出身)

 

ボランティア活動の様子  ボランティア活動の様子

 

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