学科トピックス
社会福祉学科「犯罪被害者支援研究室」が津山市役所でパネル展示!
2024年12月13日 社会福祉学科
11月25日(月曜)から12月1日(日曜)の期間、津山市役所1階市民ロビーで開催された「犯罪被害者支援パネル展(主催:津山市環境生活課)」に、美作大学社会福祉学科の「犯罪被害者支援研究室(新谷芳子准教授研究室)」が作成した啓発パネルが展示されました。
この展示は、警察庁が定めた「犯罪被害者週間」に合わせて実施され、犯罪被害者に対する理解と支援を呼びかけることを目的としています。
「犯罪被害者支援研究室」は2018年からこの展示に参加しており、今年も学生たちが資料作成と展示の設置を行いました。展示されたポスター10枚は、SNSでの誹謗中傷が犯罪被害者に与える心理的、経済的、社会的影響を深く掘り下げた内容となっています。
特に、ポスターでは「フィルターバブル」や「エコーチェンバー現象」といった、現代の情報社会における問題を取り上げ、情報の偏りや誤った認識がどのように犯罪被害者に影響を与えるのかを解説しています。また、「批評」と「中傷」の違いについても触れ、社会でのいさかいや人間関係の問題を心理的側面から考察しています。
これらのテーマを通じて、犯罪被害者やその家族、遺族が直面する困難を少しでも理解してもらうことを目指しています。
- 研究室の学生コメント
豊田奈々美さん(社会福祉学科3年/岡山県津山東高校出身)
「犯罪被害者たちへの誹謗中傷について皆さんに知ってもらうためにパネルを作成しました。今回のパネルを通して、誹謗中傷をなくしていくために自分たちに何ができるのか考えるきっかけになれば幸いです。」
清水日向さん(社会福祉学科3年/島根県松江農林高校出身)
「誹謗中傷が与える影響や、批判との違いについて知っていただけると嬉しいです。またSNSでの発言について、その言葉を受け取る相手がいるということを意識していってほしいと思います。」