学科トピックス
社会福祉学科武田ゼミがホームレス等支援の炊き出し、ホームレスの方にインタビュー
2023年05月16日 社会福祉学科
5月13日(土曜)、大学社会福祉学科、武田英樹教授のゼミ所属の学生12名がホームレスの支援活動に取り組んでいる路上生活者ふれあいサークルレインボー(兵庫県姫路市)の炊き出しと路上訪問に参加しました。
毎年この時期の炊き出しを担当し、メニュー選定から食材の買い出し、調理、配布までのほぼすべての運営を学生たちが担っています。メニューは鳥そぼろ三色丼弁当50食で、寄付で集まったお米や飲料水、日用品などと一緒にお渡ししました。
訪問時、学生により当事者として、ホームレスの方などに対してインタビューを実施させていただきました。さらに支援者として、レインボー関係者に対して学生によりインタビューさせていただきました。
参加した学生の感想
「雇用問題、家庭での役割問題などでの女性のあり方について、社会全体が風化されずに今まで継続し続けている固定概念によって生きづらい世の中を作っていることなど、この状況を変えていくためには一人ひとりが意識を持って暮らしていくということが社会を大きく変えるきっかけになるということを学ぶことができました。」
永野怜(高知工業高等学校卒業)
「ホームレスの方と生活保護受給者にインタビューして、今の生活保護などの支援に不満は無いという意見でした。飼っている野良猫などを通して知り合いができていて、趣味や生きがいを改めて学ぶことが出来ました。」
鈴鹿健斗(津山商業高等学校)
「今回姫路での炊き出し体験を通し実際に関わることで、ホームレスや生活困窮者に対する偏見がなくなりました。また、この活動は様々な団体や学生・ボランティア、地域住民の協力で成り立っており、地域住民一人一人の支え合いが地域共生社会の実現に繋がっているのではないかと思いました。」
戸田日向(須崎総合高等学校卒業)
「今回初めてホームレスの方からお話しを聞いて、授業や教科書では事例として見たことがあることを、実際その場に行って、話を聞く事で今まで学んできたことをより理解することができたと思います。実際にお話しを聞く事で、ホームレスの方は寂しい方が多いので話に来るのだけでも嬉しいといったようなニーズを知ることができ、自分ではこのニーズを想像することができていなかったので新しい価値観を知ることができたと思います。」
秋山涼太(高松商業高等学校卒業)
「今日の姫路ツアーを通して一番印象に残った事は、路上生活者レインボーサークル代表のインタビューを行った事です。多様性が求められる時代に路上生活者について理解してもらえる世界にしていくことが大事だと学びました。」
三尾優大(就実高等学校卒業)
「医療ソーシャルワークの過程において、他職種との連携を図ることや、コミュニティネットワークを構築していくことが大切だということが分かりました。また、退院支援をする際、支援者側が施設の概要などを把握しておくことがクライエントに対する適切なアプローチにつながるということを学ぶことが出来ました。」
野本明日香(土佐女子高等学校卒業)