学科トピックス
社会福祉学科堀川涼子研究室の学生が北園町内会に「孤立死防止」を呼びかける
2023年03月15日 社会福祉学科
3月2日(木曜)、社会福祉学科の高齢者福祉を専門とする堀川涼子研究室の4年生3人が、ゼミ研究をもとに「孤立死を防ぐために」と題して、北園町内会で発表を行いました。
コロナ禍が続くことで地域のつながりが希薄化していることを課題とし、上田悠人さん(高知県土佐塾高校出身)は「高齢社会の現状」や「孤独死と孤立死の違い」について説明し、岸本睦さん(鳥取県岩見高校出身)は、津山市大崎地区の「黄色い旗による見守り」や佐良山地区の「お互いさま福祉委員」の活動について発表しました。ゼミ研究として、関係者にインタビューをしたり、視察に行ったりしたことを現状と課題に分析しました。最後に高木沙織さん(香川県丸亀城西高校出身)が二つの取り組みから「ソーシャル・サポート・ネットワーク」の概念をもとに、「孤立死を防ぐ」ための具体的な提案を行いました。
北園町の町内会長や役員、民生委員、愛育委員の皆様約30名と、津山市社会福祉協議会・地域包括支援センターの職員5名が熱心に聞いてくださいました。
学生たちは「私たちは、北園町のみなさんの助け合いの輪が広がることを願っています。見守りの輪が広がると高齢者だけでなく、子どもたちの見守りにも繋がり、安心して暮らせる地域になります。北園町でも、地域全体で見守りの形を作ってみませんか」と呼びかけました。そして、「これまでも、大学のボランティアセンターや各研究室で北園町の皆さんと活動を行ってきました。私達は卒業しますが、これからも学生と共に助け合いの輪を広げてくださると嬉しいです」とあいさつをしました。
町内のみなさんから「一生懸命、まじめに勉強していることがよくわかった」「わかりやすい話だった」とありがたいお声をかけていただきました。学生たちはこの経験をもとに、春から福祉現場に出ていきます。