学科トピックス
『美作大学社会福祉学会~卒業生・在校生交流セミナー~』を開催し、209名が参加!
2020年03月10日 社会福祉学科
2月15日(日曜)、『美作大学社会福祉学会~卒業生・在校生交流セミナー~』を、本学で開催しました。

『学内社会福祉学会』は、卒業生が集い、福祉現場の仕事内容、やりがい、抱えている課題等を共有し、大学で学んだことと、福祉実践を結びつける機会を作るために設立されました。
また、卒業生と在学生の交流の場であり、お互いの契機をつくるものとし、さらに卒業生のみならず大学圏域の福祉専門職とのつながりを作り、お互いの研修の場となることを目的としています。
今年で12回目の開催となり、卒業生や在学生、教職員合わせて過去最多の209名が参加しました

まず、今年度で退職となる石飛猛先生が「社会の変化と社会(福祉)政策 ―19世紀ニューベラリズムと1980年代ネオリベラリズム―」と題した最終講義をされました。
別れを惜しみ、最後の講義を聞きたいと、多くの卒業生が日本各地から集まりました。

講演後にはサプライズで花束の贈呈を行い、感謝を伝えました。
卒業生による「実践発表」では、片岡結花さん(地域包括支援センター・高知県越知町)、山中仁さん(特別養護老人ホーム相談員・島根県西ノ島町)、知名愛葉さん(医療ソーシャルワーカー・沖縄県沖縄市)がそれぞれの立場での実践を発表しました。



業務内容、現場での苦労ややりがい、仕事に対する思いなどを伝え、「福祉についてしっかり大学で学んで、充実した学生生活を送ってもらいたい」と在学生へエールを送りました。
分科会では「障がい者福祉」「高齢者福祉」「児童福祉」「医療福祉」「地域福祉(社会福祉協議会・地域包括支援センター)」「行政福祉」の分野別に実施され、在学生は興味がある分野・将来の進路を考えている分野の卒業生と情報交換が活発に行われました。


在学生たちは、仕事のやりがいや大変さについて質問をし、卒業生が、エピソードをもとに具体的な福祉現場の様子を伝えました。
交流を通じて、卒業生は、在学生から大学生活や取り組みについて聞くことで、自分たちの時代との違いや大学の現況について深く知ることができ、在学生は、就職や勉強に関する悩みなど同じ学科を卒業した先輩だからできる助言などを受け、有意義な時間となりました。

学科の名称変更をしながら、社会福祉学科(福祉環境デザイン学科→福祉のまちづくり学科→現在の社会福祉学科)の卒業生は、現在まで905人となります。地域で活躍できる人材の養成を目標に、多くの卒業生を輩出してきました。
来年度も開催を予定しています。多くの卒業生の参加をお待ちしています。

