学科トピックス
大学社会福祉学科、“犯罪被害者支援研究室”が性暴力被害者支援の啓発ステッカーを製作
2022年03月04日 社会福祉学科
本学社会福祉学科の犯罪被害者支援研究室(新谷芳子准教授研究室)に所属する学生4名が、岡山県庁、(公社)被害者サポートセンターおかやま(VSCO)の性暴力被害者支援センター「おかやま心」と協働して性暴力被害者支援の啓発ステッカー・カードを製作し、完成品が岡山県内の中学校・高校に配布されました。
この取り組みは、本学の犯罪被害者支援研究室の活動を知った岡山県庁より、大学生世代の意見や視点を活かした媒体製作をしたいとお声掛けいただいたことがきっかけで、協働で企画・製作を行う事となりました。
中学生や高校生に性被害専門の相談窓口があるということを知ってもらい、被害を受けた場合には速やかに相談・支援につなげることができるような広報啓発資材を製作することを目的とした取り組みになります。
ステッカーは、中学生用に2種類、高校生用に2種類が作られ、女子トイレ個室内への貼付を予定しております。
また、カードは、中学生用・高校生用があり、各学校を通じて配布される予定となっています。
2月28日(月曜)には本学で報告会が開かれ、製作に携わった学生3名が出席しました。
岡山県庁県民生活部くらし安全安心課総括参事の松浦様より「本当に困っている人の中でこのステッカーに助けられる人は必ずいます。警察だけが助ける場所ではなく、こういった方面からも人が助けられています。」
副参事の片山様より「WEB会議等も行いながら様々な提案をしてもらい、学生ならではの発想で、中高生の目に留まりやすいデザインで効果的な媒体ができたと思います」と話されました。
- 学生のコメント
「VSCOさんの話を聞く中で性被害者の気持ちを理解し、ステッカーを受け取る側の気持ちを考え製作にあたりました。このステッカーをきっかけに、少しでも関心を持つ人が増えることを願っています。」
「今まで性被害の問題について触れたことがありませんでしたが、VSCOさんに教わりながらステッカーを製作し、被害者の気持ちに寄り添えるような媒体が作れたかと思います。このステッカーを見た人が、少しでも心が軽くなることに繋がれば嬉しいです」
「限られた面積の中でどのようにしたら効果的なものができるのか難しかったですが、被害者の気持ちを勉強し、胸に響くようなものができたと思います。自分自身も性被害について考え直すきっかけにもなりましたし、このステッカーを見て学ぶきっかけとなると嬉しいです」
- 製作した学生4名(社会福祉学科2年)
安倉大貴さん(岡山県瀬戸南高校出身)
砂田蘭さん(愛媛県今治東中等教育学校出身)
青木明日香さん(鳥取県八頭高校出身)
酒井結女さん(愛媛県宇和島東高校出身)