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福祉の分野

社会福祉学科

[社会福祉士養成課程]

子どもたちを育てる大人について考える~大学社会福祉学科の学生たちが「こどもの人権啓発フォーラム」を企画し、開催~

2018年11月15日社会福祉学科

「こどもの人権啓発フォーラム2018 in 美作大学」を11月11日(日)、100周年記念ホールで開催しました。当日は、岡山県北地域中心に一般市民、児童福祉関係職員や里親をはじめ、本学社会福祉学科の学生、児童学科・幼児教育学科の学生たち約140人が参加しました。

 

写真:こども人権啓発フォーラムの全体の様子

 

フォーラムは、こどもの里を舞台とした映画「さとにきたらええやん」を上映した後、こどもの里理事長の荘保共子さんと、美作地区里親会の松本芳也さん、里親・里子支援サークルに所属している古田杏実さん(社会福祉学科3年/鳥取県鳥取湖陵高出身)をパネリストに迎え、津山児童相談所長の石原正巳さんにファシリテーターを務めていただき、「親ってなんだろう」をテーマとしたパネルディスカッションを行いました。

 

写真:パネルディスカッションのファシリテーターいしはらさん写真:パネルディスカッションのパネリストのしょうほさん写真:パネルディスカッションのパネリストのまつもとさん写真:パネルディスカッションのパネリストのふるたさん

 

パネリストの発言は、民間組織、行政、実践者、学生のそれぞれの立場や目線からの興味深いものでした。荘保氏からは「子どもが起こす問題行動に対して、周りの大人はその理由に向き合う必要がある」、また、松本氏は「子どもを叱る時には、なぜ叱っているのか、子どもが納得するまでとことん話しをしている」、石原氏からは「この映画やディスカッションを通して、皆さんでどのようにその子どもに関わってどのように向き合っていくか考えるきっかけにしてほしい」などの意見が出されました。

 

写真:映画「さとにきたらええやん」上映後に一言お話されるしょうほさん写真:全体の司会進行の学生

 

パネルディスカッションに学生代表として参加した古田杏実さんは、「里親・里子支援サークルの活動で、里親さん・里子さんと関わってきた経験から「子どもにとっての親」とはどのような存在であるか、またそれに加え自分の親との関係性を交えながら、自分なりに考えた「親ってなんだろう?」を話しました。荘保さん、松本さんには実際の現場や家庭での子どもとの向き合い方や、支援者・親としての思いを語っていただき、社会的養護について改めて考えさせられる貴重な時間でした。」と感想を述べました。

 

写真:パネリストまつもとさんが身振り手振りで熱心に話をする姿写真:他のパネリストの話を熱心に聞くファシリテーターとパネリスト

 

写真:メモを取りながら熱心に話を聞く参加者写真:熱心に話を聞く参加者

 

来場者からは次のような感想が寄せられました。

◆「さとにきたらええやん」をみて、問題を抱えている子どもたちが、辛い状況の中でも、元気いっぱいであり、他人のことを思いやる姿に暖かい気持ちを抱きました。また、「家族」、「学校」以外の「居場所」の必要性について考えさせられました。

◆子どもたちの生きる姿が1人ひとり力強くて私も強い人間になりたいと思いました。

◆親子で暮らすこと、子どもが親と暮らしたいと当たり前に願うことが難しい現実を抱えている人たちがこんなにいることを初めて知りました。

◆苦しくも嬉しくもなる映画でした。

◆学習面だけでなく、大人から子どもまで休息の場となり相談ができやすい居場所「こどもの里」というのもいいなと思った。将来「無料で学習ができる施設」を作りたいと思っています。

◆どんな時でも親は親だという言葉を忘れずに専門職として将来働けるように頑張りたいと思いました。

◆子どものことを信じ、支え合い、関わり合い、そんなことが大事なんだと改めて感じることができました。

◆社会的養護が必要な子どもたちに自分ができる精一杯の事をしていきたいです。

◆専門的知識だけではダメで、いろんなボランティアに参加し、関わることで、学ぶこともたくさんあると知り、いろんな現場に足を運び、目で見て心で感じることが大変なんだと思いました。

 

写真:メモを取りながら熱心に話を聞く参加者写真:メモを取りながら熱心に話を聞く参加者

 

写真:質問をする来場者。卒業生のやまもとさん

 

フォーラム終了後に、荘保共子さんから「美作大学は専門職として現場や実践を重視したとてもいい教育をしてるんでしょうね。学生の表情や動きをみたら分かります」と褒めていただきました。

 

近年、クローズアップされることが多くなった「子どもの貧困問題」「子どもに対する虐待問題」に対し、「子どもの最善の利益」を追求し、その「環境を整備」していく過程が「社会福祉士」が専門とするソーシャルワークそのものとなっており、美作大学社会福祉学科ではそういった「子ども」や「親」に寄り添うことができる社会福祉士の養成を目指しています。

 

写真:フォーラム終了後、関係者で記念撮影

 

このフォーラムは、『平成30年度おかやま大学生人権啓発パートナーシップ推進補助事業』に対する補助を活用して、「生活に寄り添う支援」をテーマに研究活動や様々な取り組みを進めている武田ゼミ(武田英樹准教授研究室)と中国地区を中心に里親・里子の支援活動に取り組む里親・里子支援サークル(顧問:有岡道博准教授)の学生たちが主体となり、さとにきたらええやん上映実行委員会(代表:前田梨奈さん(社会福祉学科3年/高知県高知南高出身))を立ち上げ、準備を進め、開催を迎えました。

 

写真:実行委員会代表のまえだりなさん写真:実行委員会副代表ののぎひろあきさん

 

フォーラム開催決定フォーラムの準備の様子

 

<記事作成>

さとにきたらええやん上映実行委員会

代表:前田梨奈さん(社会福祉学科3年/高知県高知南高出身)

副代表:野木寛明さん(社会福祉学科3年/島根県石見智翠館高出身)

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