栄養学科

　6月11日、食物学科芳野ゼミ、栄養学科橋本ゼミおよび希望学生35名が広島県尾道市にあるアイサービス株式会社本社のセントラルキッチンを見学しました。本見学は、アイサービスに勤務する本学卒業生のご協力により実現したものです。本施設は、最新の大量調理システムを使用して、1日3万食を上回る生産と配送を担っている工場です。


　石井厳権副社長から本社工場概要の説明をいただいた後、工場見学を行いました。北海道から沖縄までの配送システムや、日配の惣菜工場としては日本に数社しか導入していない大型の調理機器のを見学しました。工場では多くの外国人が働かれており、石井副社長が「このような大量調理工場で忍耐強く熱心な労働者を確保することは困難で、外国人の活力に頼らざるを得ないのが現実です。３年間の外国人就労研修制度で働いていただく前の日本語学校も設立準備中です」と話されました。



　見学終了後、子迫健介営業部部長と江草ゆかり管理栄養士よりアイサービスが提供する商品とその活用事例や商品開発について、説明を受けました。アイニードにおける商品開発体制や、安定的に商品を提供するシステムの重要性、栄養士や管理栄養士のしごと内容や求められるスキルなどを説明いただきました。さらに、説明と平行して商品を試食し、学生は冷凍されていた商品の美味しさに驚きを隠せない様子でした。







　学生からは見学後、「商品開発に従事する管理栄養士の仕事を知ることができた」「最新の冷凍技術と美味しさに驚いた」「我々の食は外国人に支えられていることを知った」「委託給食会社のイメージが変わった」など様々な感想が話されキャリアデザインのための多くの材料を得るための充実した見学会となりました。