3学科合同特別講義 経腸栄養について学ぶ

2015年06月22日栄養学科

 6月16日、"流動食や経腸栄養剤を注入し栄養管理を行う"経腸栄養について、3学科合同特別講義が行われ、高齢社会や介護現場での食事管理について学びました。この講義は、味の素ニュートリション株式会社 渡辺先生、管理栄養士の佐々木先生らが講師となり、食物学科4年の「高齢期栄養学演習」、栄養学科2年の「臨床栄養学実習2」、介護福祉専攻科の「こころとからだのしくみ」の授業の一環として行われました。

渡辺先生は、経腸栄養における水分管理や、高血糖や低ナトリウム血症などの合併症について、自身が得た知識や経験を交えて説明。栄養士として働くときは患者さんの個々の状況を把握し、適切な対応をすることが必要と話しました。
この後、同社開発の経口補水液「アクアソリタ」や、たんぱく質や分岐鎖アミノ酸など豊富な栄養を小容量でおいしく摂取できるデザート「メディミルムース・プリン」の試飲・試食を実施。プリンを食べた学生らは「舌でつぶすことができ、舌触りもいい」「普段食べるデザートの味と遜色ないほどおいしい」と話しました。

講義の後半には、病院・介護老人保健施設で管理栄養士として勤務経験のある佐々木先生が「流動食の栄養管理」について解説しました。続いて、介護福祉専攻の学生を中心に胃瘻のついた人体模型に流動食の注入体験を行いました。
佐々木先生は、現場での知識や経験を、現在の仕事に活かし活躍している管理栄養士です。講義の最後には、将来管理栄養士などの専門職に就く学生に向けて「現場を大切にすること」「困ったときは職場外でも相談できるようにすること」を伝えました。
合同特別講義の写真合同特別講義の写真
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