Home>学部・大学院>食の分野について>栄養学科>学科トピックス>3学科合同特別講義 摂食嚥下障害患者の栄養と食事について学ぶ

食の分野

栄養学科

[栄養士養成課程]

3学科合同特別講義 摂食嚥下障害患者の栄養と食事について学ぶ

2015年05月27日栄養学科

 5月26日、「摂食嚥下障害患者の栄養と食事」について、3学科合同特別講義を実施しました。この講義は、イーエヌ大塚製薬株式会社マーケティング本部の大西 理衣先生が講師となり、食物学科4年の「高齢期栄養学演習」、栄養学科2年の「臨床栄養学実習2」、専攻科の「こころとからだのしくみ」の授業の一環として行われました。

 摂食嚥下障害とは食べることの障害。“水分や食べ物を認識し、口の中に入れて噛み、舌で後ろに送り込み、咽頭・食道を通過する”この一連の動きの一部または複数箇所が正常に機能しなくなった状態をさし、“むせる”“食欲の低下”などの症状が現れます。

 大西先生が摂食・嚥下障害の基本的なメカニズムや相応しい食事形態、食事介助のテクニックについて紹介。食べ物を食べる順番や、姿勢、介助者にあった容器の工夫等、食事環境の調整が必要と話しました。

 経口摂取が困難となる症状の方に適した食事として、同社では、摂食回復支援食「あいーと」が開発されています。「あいーと」とは、形や色などの見た目は普通の食事と同じでありながら、口の中に入れると舌でくずれる軟らさを実現した経口摂取支援食品で、見た目も摂食の重要なファクターとして捉え、食べることへの意欲が持てる様に工夫されたもの。
この日、鮭の照り焼きや筑前煮、豚つみれなどを学生たちが順番に実食しました。

講義の写真講義の写真講義の写真講義の写真

 講義を終えて、稲上くん(栄養学科2年 勝山高校出身)は、「栄養士になったときに必要な分野の内容で、とても勉強になりました」と話しました。

学科カテゴリー

学科トピックス一覧