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食の分野

栄養学科

[栄養士養成課程]

<食物学科・栄養学科・専攻科>3学科合同特別講義を実施(6/24)

2014年07月08日栄養学科

<食物学科・栄養学科・専攻科>3学科合同特別講義を実施


平成26年6月24日(火)、食物学科4年生、短大栄養学科2年生、および専攻科の学生を対象とした合同特別講義「経腸栄養」が実施されました。この講義は食物学科「高齢期栄養学演習」(小坂先生)、栄養学科「臨床栄養学実習2」(橋本先生)、専攻科「生活支援技術C」(高原先生・若林先生)の授業の一環です。特別講義には講師として、味の素ニュートリション株式会社 学術の三浦先生、管理栄養士の佐々木先生をはじめ4人の先生がきてくださいました。

三浦先生が加齢性疾患における経腸栄養の適用や、経腸栄養療法を行う管理栄養士に必要な知識についての講義を行いました。また、経口補水液の試飲を行い、体内での効率の良い水分補給に対する理解を深めました。高齢者が増加するという社会的側面から、経腸栄養は今後さらに必要とされる知識であり、学生にとって貴重な講義となりました。
講義の写真講義の写真
この講義の後半には、病院・介護老人保健施設で管理栄養士として勤務経験のある佐々木先生が「経腸栄養剤の栄養管理」の講義をしました。佐々木先生は、現場での知識や経験を、現在の仕事に活かし活躍している管理栄養士です。未来の管理栄養士に向けて「現場を大切にすること」「困ったときは職場外でも相談できるようにすること」を伝えました。

講義の最後には胃瘻のついた人体模型で経腸栄養の実践。学生は現代の技術に触れながら、将来自分が働いている姿に重ねあわせ実践に取り組みました。栄養学科2年の門脇さん(高知西高校出身)は「胃瘻からの食物摂取の介助は実践に抵抗があるかなと思いましたが、実際にやってみると強い力で押し込まなくてもでき、技術の高さを感じました。模型と実際の患者さんとは違うけれども、操作を理解する勉強になりました」と話しました。
講義の写真




 三浦先生は「現場で同じような場面に遭遇したとき、この講義・体験を思い出してほしい。」と話しました。大学、短大、専攻科の3学科合同で実施される講義は珍しいのですが、「食」、「福祉(介護)」の2つの分野の3学科が一緒になって、高齢社会や介護現場で食事管理事情の問題をともに考える良い機会となりました。

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