学科トピックス
栄養学科2年「給食管理実習Ⅱ」で委託給食会社勤務の卒業生より現場について学ぶ
2022年11月11日 栄養学科
11月10日(木曜)、短大栄養学科の「給食管理実習Ⅱ」の授業で、本学食物学科卒業生であり、現在「日清医療食品株式会社」で勤務する橋本友香里先生を講師にお招きし、委託給食会社の現場についてお話しいただきました。
橋本先生は岡山県立津山東高等学校を卒業後、2018年に本学短大栄養学科に入学し、3年次から大学食物学科へ編入されました。そして、この春日清医療食品株式会社へ就職されました。
橋本先生は現在病院に配属されており、まず、「献立作成」「配膳チェック」「食材の発注・検収」「衛生管理業務」など実際に行っている業務内容や、1日の流れなどを紹介されました。
また、主たる業務である献立作成のポイントとして、「昼食と夕食で主菜となる食材が被らないようにする」「味にメリハリを付ける」「ふりかけ一つでも一週間内でかぶらないようにする」など、注意点を細やかに説明されました。
病院での委託給食業務をする中で感じたこととして、「食事形態の種類や禁止項目が多く複雑だがその分やりがいを感じている。病院側の管理栄養士と、厨房職員の両方の思いを受け止めて考える必要がありとても勉強になっている」と話されました。
また、「仕事をする上で一番大切にしていることは、食べる人のことを考えながら調理・盛付をすること」と話され、自身の失敗談なども交えながら、就職してから今日までの出来事や感じたことなどを赤裸々に語られ、これから就職・進学を控えている学生らへ、年の近い先輩だからこそ伝わる話をしてくださり、学生らを勇気付けていただきました。
質疑応答では学生から多くの質問が飛び交い、勤務して約半年とは思えない程内容の詰まったお話や、事例を踏まえた実践的なアドバイスをいただきました。
大変な思いをしながらも活き活きと話している姿に、学生のみならず教職員も元気をいただいた時間となりました。
- 学生の感想
「食材の管理だけでなく、備蓄や帳簿、金銭などさまざまな『管理』するものがあることを知りました」
「委託給食会社のやりがいを感じる点や大変な点等、素直なお話を聞くことができとてもためになりました」
「栄養学科の先輩という事で共感できる部分がたくさんあり、一つ一つのお話が心に響きました。これから社会人になる私にはとても役に立つ話でした」
「どんな大変な仕事でもモチベーションがあれば続けられることがわかったので、私自身も就職した際には、やりがいを見つけながら頑張っていきたいと思いました」