学科トピックス
短大栄養学科、最新の設備で大量調理の実践力鍛える
2022年07月28日 栄養学科
6月30日(木曜)、7月7日(金曜)、短大栄養学科が「給食管理実習Ⅰ」の授業で、学生や教職員対象に考案した献立100食を提供しました。
本授業は、今年度利用開始となった新6号館の給食経営管理実習室で実施されました。
給食経営管理実習室は厚生労働省の指導を受けて管理栄養士養成施設として適切に機能するよう検討したハサップ(HACCP)基準に対応した先進的な施設となります。
下処理室、調理室、盛付室が完全に区切られていて、モニター越しに各部屋の様子を見ることができ、マイクで指示を出し合うことができます。
学生たちはテーマを決め、テーマに沿った食材や栄養素を含む献立を作成し、試作やプレ実習などの中で試行錯誤を繰り返しながら調理工程等の準備も整え、大量調理での給食を提供しました。
提供後には、食堂にて喫食者に向けて、担当学生による献立のプレゼンが行われていました。
- 6月30日の提供メニュー テーマ:「暑さをButtobase!食欲増進メニュー」
・麦飯
・梅しそ春巻き
・夏野菜の中華風和え物
・中華スープ
・フルーツヨーグルト
メニューのポイント:梅・しそやお酢を使いさっぱりとした夏でも食べやすい献立にしました。全体の彩りを意識し、目でも楽しめる献立を考えました。主食を麦飯にし、食感を楽しめるように工夫しました。
- 7月7日の提供メニュー テーマ:「夏バテ防止、七夕献立」
・アジの南蛮漬け
夏野菜をふんだんに使用し、パプリカで彩りを重視しました。アジを焼くことでカロリーを抑えました。
・ひじきと枝豆とコーンのサラダ
鉄分がしっかり摂れるサラダです。枝豆、コーンで彩りのよいサラダにしました。
・七夕そうめん汁
さっぱり食べられます。にんじんを星形に切り抜くことで七夕感を出しました。
・七夕デザート
豆腐を入れることで、植物性タンパク質を上げカロリーを抑え、食感をよくしました。
栄養学科の学生たちはこの実習を通じて、普段使用している調理室とは異なる、給食施設の使用法を習得し、献立の計画や立案、試作など栄養士業の疑似体験をすることで、給食管理能力を養っています。