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食の分野

食物学科

[管理栄養士養成課程]

一年次セミナーで「デートDV防止講座」を開催しました。(8/3)

2012年08月07日食物学科

「デートDV防止講座」開催


デートDV講座の写真8月3日(金)、津山市の音楽文化ホール“ベルフォーレ津山”にて、「デートDV防止講座」(美作大学・美作大学短期大学部主催/国際ソロプチミスト津山共催)が行われ、本学の1年生と一般参加者の約400人が参加しました。


本学の特色のある授業「1年次セミナー」の一環で行われました。


本学には「1年次セミナー」という、1年生を対象とした、学生生活ならびに大学における勉学の基礎力の形成を目的とする授業があります。

全学科合同のセミナー、または各学科で行うセミナーを通して、大学での勉学の仕方を学ぶだけでなく、食生活や自分の身の守り方(心と身体・防犯面)、悪徳商法への対処方法等、生きていくうえで必要な人間力をも養います。

そして、今回の「デートDV防止講座」は1年次セミナーの一環として行われ、大学・短期大学部の1年生全員が参加しました。


対等な関係をつくろう〜デートDVを防止するために


デートDV講座の写真当日はNPO法人女性と子ども支援センターウィメンズネット・こうべ 片倉佐知子先生を講師としてお招きし、恋人や夫婦間で起きる暴力の防止や、対等な関係を築くことの大切さをお話いただきました。

DV(Domestic Violence)とは、「相手を暴力で支配する=思うようにする」ことで、その「暴力」には、殴る蹴るなどの身体的なものだけでなく、精神的なもの(言葉で傷つける)、経済的なもの(借りたお金を返さない)、ネットを使ったもの、性的なものなどがあります。

どのようなものを「暴力」というのか、どのような人が暴力をふるうのか、なぜ暴力が嫌なのに別れられないのか、なぜDVは起きるのか、そして、自分または友達がDVにあったらどうすればよいのか等をお話いただきました。


ステージで演じる学生の写真途中本学の児童学科1年 寺坂さん(岡山県作陽高校出身)、栄野比さん(沖縄県立美里高校出身)、大さん(岡山県立岡山南高校出身)の3名がステージに上がり、下記の彼氏と彼女のパターンを演じました。

・彼氏から映画に誘われたが、バイトが入っているので断ると、彼氏が大声で怒鳴った
・彼氏の携帯に登録している他の女の子のアドレスを彼女が消そうとし、口論になった
・友達が「男友達から電話がかかった彼女の携帯を彼氏が取り上げ、壁に投げつけた」と相談してきた

これらを演じたあと、学生全員が“どのような気持ちになったか”、そして、“どのようにすれば対等な関係が築けるのか”を考えました。


友達がデートDVにあっていたら、しっかりと話を聞いてあげること
友達がデートDVをしていたら、どのような理由があっても暴力を肯定しないこと
自分がデートDVにあっていたら、一人で悩まないで、必ず信頼できる人に相談すること
自分がデートDVをしていたら、恋人はあなたのモノではないということを理解すること


最後に片倉先生より「対等な関係を築くには、自分を尊重し、同時に相手も尊重すること。意見や感じ方の違いを認め、自分が嫌なことはNOと言い、そして、相手のNOを受け入れること。束縛や支配、暴力は愛情表現ではありません。」と呼びかけ、学生たちは最後まで熱心に話しに聞き入っていました。

片倉先生、大変貴重なお話をありがとうございました。

:-)