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子どもの分野
幼児教育学科
幼児教育学科の学生が“人形劇団ののはな”の公演を観劇しました。(10/24・25)
2012年10月29日幼児教育学科
幼児教育学科の学生が“人形劇団ののはな”の公演を観劇しました。
平成24年10月24日(水)・25日(木)、本学にて“人形劇団 ののはな”による公演が行われ、幼児教育学科の学生や美作大学附属幼稚園の園児たちが観劇しました。
本学の幼児教育学科では、毎年人形劇や影絵等のプロの劇団の公演を楽しんでいます。
これは、学科の在学生・卒業生・附属幼稚園を含めた教員スタッフで構成する「みまさか幼児教育研究会」の年間行事の一つです。
将来保育士や幼稚園教諭を目指している学生にとって、プロの方の技や表現方法は大変勉強になります。
人形劇団ののはな
“人形劇団ののはな”は1998年2月に北九州小倉で生まれた人形劇団です。
納富俊郎さんと納富祥子さんのお二人で、子どもたちの笑顔のために、全国で公演をされています。
公演の様子
公演では、『ちいちい にんにん』や『赤ちゃんのうた』の人形劇、その後スーパーの袋や紙を使った人形づくりを鑑賞しました。
人形劇『ちいちい にんにん』
『ちいちい にんにん』では、小さなぬいぐるみたちが動き出します。
小さな舞台でかわいらしくてあたたかい空間を演出します。
こちらは動物園のかばくんと飼育係さんのお話です。
みんなが大好きで、さよならしたくないかばくん。
ほのぼのとしていて可愛らしい物語でした。
「いたいいたいの飛んでけ〜!」というおまじないで、痛いのが飛んでいったくまのくんちゃん。
いったいどこに飛んで行ったんだろう?
痛いのを探しているうちに、もぐらや雲さん、ちょうちょさん、ぶたさん…たくさんの人たちと出会います。
そして、「いたいいたいの飛んでけ〜!」と唱えると、泣いている雲さんの涙も虹に変わってしまいます。
痛いのはどこに行ったかわからないけど、たくさんの友だちが見つかったくんちゃんでした。
『紙で人形づくり』
こちらは紙でつくる人形です。
紙に色をぬって、はさみで切って、セロテープではったら、かえるくんやカメレオン等、さまざまなものが瞬時に生まれます。
次は何が生まれるのか、とてもワクワクします。
『おじいちゃんのお面』
おじいちゃんの1枚のお面はたくさんの表情に変化し、園児や学生たちの笑いを誘いました。
『スポンジの人形』
棒をつけた1本の筒状のスポンジが、さまざまなものに変化していきます。
コンブ、ワカメ、お魚さん、おすもうさん、かたつむり、アヒル、ハート…本当に生きているような動きとユニークな発想に驚かされます。
人形劇『赤ちゃんのうた』
お母さんのお腹にいたころのお話です。こちらも棒を操って、お母さんのお腹の中で居心地よさそうにしている赤ちゃんを表現しています。
『スーパー人形劇』
1枚のスーパーのレジ袋が、みるみるうちにさまざまなものに変化していきます。
猫やてるてるぼうず、うさぎ、きつね、おおかみ、赤ずきんちゃん、魔女、サンタクロース、トナカイ、カエル、カンガルー(お腹には赤ちゃんカンガルー)、ブタ、タヌキ…
1枚の袋にはたくさんの命が入っています。
素敵な公演をありがとうございました。
ユーモアたっぷりの1時間。人形劇団ののはなのお二人は幼児教育学科の学生たちに、「自分で“命”を発見することができれば何でもできる。たくさん稽古をして作り上げていけば、子どもたちはその世界に入ってくる。頑張っていい先生になってね。」というメッセージを贈ってくださいました。
観劇を終え、舞台裏に駆けつけ、人形を触らせてもらったり、自分で動かしてみたりする学生の姿も見受けられました。
幼児教育学科2年の内田さん(岡山県立津山商業高校出身)は、「人が動かしているような気がせず、人形が動いているような気がしました。」
同じく幼児教育学科2年の古川さん(熊本県誠修高校出身)は、「楽しかったし、ののはなの方の表情がとても豊かで勉強になりました。」と、ストーリーだけでなく、人形の動かし方や表情等、プロの技術にも注目し、学んだようです。
小さな舞台で演じるほのぼのとした世界は、学生たちにとって、人形劇の演技力やユニークな発想、子どもたちが興味を示すところ等、たくさんのことを感じ、学んだ貴重な時間となりました。
:-)