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子どもの分野
幼児教育学科
幼児教育学科、児童学科の学生が劇団プークの公演を観劇しました。(10/21)
2011年10月21日幼児教育学科
人形劇団プーク『ぼちぼちいこか』『三びきのやぎのがらがらどん』
平成23年10月21日(金)、本学体育館にて“人形劇団プーク”による公演が行われ、幼児教育学科や児童学科の学生、美作大学附属幼稚園の園児たちが人形劇の公演を観劇しました。
人形劇団プーク
「人形劇団プーク」は、1929年に創立。
以後82年に渡り、すべての人々の平和と幸せのために人形劇を続けてきました。
今日の困難な状況でこそ上質な人形劇が、こどもたちと大人の心の励みになれると信じ活動されています。
公演の様子
冒頭で幼児教育学科長の中田先生より、将来幼稚園教諭や保育士をめざす学生たちに向けて
「プロが演じる技をしっかりと観て、読み聞かせやペープサート(紙人形劇)など自分の保育に活かしてほしい。また、幼稚園の園児たちと一緒に観ることで、子どもがどのようなところに興味を持ったり、どのようなところに反応するのかを学んでほしい。」とのお話があり、公演がスタート。
公演は
『ぼちぼちいこか』
『三びきのやぎのがらがらどん』 を観劇しました。
ぼちぼちいこか
のんびり、おっとりの重量級のカバ君が、消防士、船乗り、パイロット、バレリーナやピアニスト、サーカス、マジシャン…いろんなお仕事に挑戦します。
一生懸命挑むけれど、結果はいつも失敗ばかり。でもこのカバ君はあきらめずに次から次へと新しいことにチャレンジしていきます。
そして少し疲れたところでハンモックに揺られながらちょっと一休み。「ぼちぼちいこか」と、カバ君らしさで乗り切ります。
【失敗したら、やりなおそ】
早くわかること、早くできることは、そんなに大切なことでしょうか。
スピードアップされた暮らしの中で、子どもたちは、いつでも立ち止まり、考え、感じることが必要です。
子どもの時間を、子ども自身がたっぷりと、夢中で使うことが必要です。
失敗にめげず、やりなおすエネルギーは、そんな中から培われるもののような気がします。
心のシャワーを浴びて、大いに笑ってください。
(人形劇団プーク パンフレットより引用)
なにかとせわしい世の中ですが、ここらでちょっとひと休み。
カバ君のコミカルな奮戦記から、“いっぱいチャレンジしてみよう!”、“失敗しても焦らずゆっくりやっていこうよ”というメッセージが伝わってきました。
−北欧民話より− 三びきのやぎのがらがらどん
お腹をすかせた三匹兄弟のやぎ(名前はどれも“がらがらどん”)が、遠い山にごちそうを食べに出かけます。
そのためには、途中魔物の“トロル”が住んでいる橋を渡らなければなりません。
小さいやぎ、中くらいのやぎ、大きいやぎ…次々とトロルとの戦いに挑み、三匹力を合わせて知恵と勇気で乗り切ります。
特に最後の大きいやぎがトロルに立ち向かう場面は、どんな困難をもはね返す力強さが伝わってきます。
最後に…
観劇を終えた学生たちからは、
・とても迫力があり、効果音もすごかった
・劇中使用した笛や波の音、手品などは、今後自分の保育に活かせられると思う
・『三びきのやぎのがらがらどん』の家族愛に感動した
・『ぼちぼちいこか』ののんびりとした感じがよかった
などの声があがりました。
劇団の方々の演技力や遊具、効果音、音楽、挑戦することの大切さ、立ち止まり考えることの大切さ、家族愛・・・たくさんのことを感じ、学んだ貴重な時間となりました。
:-)