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児童学科薮田准教授「つやまプレーパーク2022」11月の本番に向けて講座・準備会開催し、学生がサポート!

2022年10月27日 児童学科

10月22日(土曜)、第56回「津山市子どもまつり(同実行委員主催)」事業の一環で、本学児童学科の薮田弘美准教授が、本学とグリーンヒルズ津山(津山市大田)にて、プレーパーク講座と準備会を開催しました。

 

講義の様子  準備の様子

 

この度は一般参加者15名と児童学科の学生8名が参加しました。また、一般参加者の中には本学卒業生の姿もみられました。

 

午前の部では、高崎経済大学特命助教で、特非)日本冒険遊び場づくり協会情報研究センター主任研究員の寺田光成氏が講師を務め、現代の子どもの外遊び・社会の状況を踏まえた「プレーパークづくり」をテーマに、講義とグループワークが行われました。

 

講義の様子

 

講義の中で寺田氏は、子どもの遊びには“まほう”(ま…三間…仲間・時間・空間、ほう…方法)が必要であるが、現代の子ども世代では、“まほう”が弱まり、外遊びが急激に減少していることが共有されました。

また、放課後に1日も外遊びをしない子どもも多く、遊び場=家、公園となり、自然が豊かな場所でも自然は遊び場として認識されていないという研究結果が報告されました。

 

この状況を後押しする背景として、現代はリスク社会(不安共有社会)となっており、安心安全に生きていくために、「やっていいよ」という役割分担された人と一緒・場所でないと遊びにくくなってしまっている現状を指摘されました。

 

講義の様子

 

さらに、これら子どもの外遊びの状況とリスク社会を踏まえ、「プレーパークづくり」が全国的に広がっていることが話されました。

大人も子どもも安心して「やっていいよ」と思え、そして子どもたちが自由に遊ぶことのできる遊び場を、地域の情報に基づき、地域の様々な人が協力して作り出していくことの重要性が示されました。

 

上記の重要性を踏まえ、グループワークでは、まず津山全体の地図を広げながら、「プレーパーク」として、普段遊べないけれど遊んでみたい場所や遊びについて話し合い、津山ではどのようにプレーパークづくりができるのか、今後のプレーパーク開催にむけた材料を作り出しました。

その上で、今年度の本番が行われるグリーンヒルズでは、どのような遊び場にしたいか、そのためにどのような遊び道具を用意し、また参加しやすい場所にするための看板の言葉や色使いについてディスカッションをしました。

 

講義の様子

 

午後の部では、グリーンヒルズ津山へ移動し、11月6日(日曜)の本番に向けた準備をしながら遊びました。午前のディスカッションを踏まえながら、看板や当日使用するキット「あそぼっくす」作りに取り組み、参加者の方々と6日の遊び場の構想を一緒につくりあげていきました。

 

準備の様子

 


 

11月6日(日曜)の「つやまプレーパーク」は、午前10時から午後3時まで、グリーンヒルズ津山(多目的広場周辺)で開催されます。

子ども達が「自分で考え、自主的に、自由に遊ぶ」ことで、多くの経験をし、創造性や自主性、社会性や自己肯定感等、さまざまな力が育つきっかけとなる場を目指しています。

大人も一緒に楽しみながら、なるべく子どもの意思を尊重し、たくさんの経験ができるよう見守りましょう。

定員は100名で参加費は無料です。(〆切は11月4日午後5時までですが、参加上限に達し次第締め切る場合がございます)

 

問い合わせ先:津山市教育委員会次世代育成課 TEL:0868-32-2009

 

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