写真:木暮 朋佳

教授木暮 朋佳

学位・主な資格
音楽学修士[東京藝術大学]
主な担当科目
  • 幼児音楽
  • 器楽
  • 保育内容表現Ⅰ
略歴
  • 小学校音楽専科教員と中学校音楽科担当教員を20年余り経験。現代音楽や音楽づくりそして日本の音楽の実践を「教育音楽」に発表する。
  • 40代はじめに能管を習得し、能を専門として東京藝大大学院にて音楽教育を修め、明星大学の通信部の講師を務めた後、2006年度より本学にお世話になっている。
研究テーマ 広くは、能を中心にJポップも含めた日本の音楽全体の教材化の研究である。最近は小中学校歌唱共通教材や童謡などを含めた日本や日本語による歌の歌い方や伴奏のあり方、その背景となる理論も含め、日本音楽の視点から研究をしている。これからの音楽教育のあり方を日本人のアイデンティティの上に立って、様々な視点から考え、演奏し、実践して、教材化する研究である。
教育の取り組み 最低限の理論は大切にし、やって楽しいことや、すぐ役に立つものも大切にするが、保育場面等に新しい発想と工夫ができる創造的な保育士や幼稚園教諭や介護士になれるようにいろいろな可能性をテキストや授業からつかめるようにしている。
研究業績、
研究活動など

[主な学術論文]

  • 「日本の音楽教材化試論~能楽を例にした伝統性と現代性を考慮した教材化の方法~」東京藝術大学大学院修士論文
  • 「小学校歌唱共通教材の日本音階に関する一考察~柴田南雄の分析法を中心に用いて~」美作大学短期大学部第54号紀要収載
  • 「日本の伝統的な音楽の鑑賞学習に関する一考察 -J-POP教材を導入として-」平成21年度全日本音楽教育研究会大学部会会誌収載
  • 「能管の唱歌の歌われ方に見る民俗音楽の特徴に関する一考察~一噌流「中之舞」を例にして~」美作大学短期大学部第55号紀要収載

[主な著書]

  • 「五線譜の約束」(明星大学出版部)、最新「初等音楽科教育法」(音楽之友社)、「日本音楽を学校で教えるということ」(音楽之友社)、「和楽器の教材開発-SERENO-CD-ROM版」(ニチブン)、「伝統音楽と家元制度-音楽教育史論論叢第Ⅱ巻」(開成出版)などいずれも共著

[主な演奏]

  • 一噌流能管演奏 能「猩々」全曲(東京藝術大学大学院修士修了演奏)平成16年1月 藝大能舞台
  • 一噌流能管演奏 舞囃子「天鼓」盤渉(一噌幸政主宰「友澄会」)平成11年9月 宝生能楽堂
  • 一噌流能管演奏 素囃子「巻絹」惣神楽(一噌幸政主宰「友澄会」)平成12年10月 川崎能楽堂
  • 歌・太鼓・笛演奏 小中学校歌唱共通教材曲(You-tubeによるWeb公開)平成22年7月から公開中
  • 「謡コブシ」とGoogleやYou-tubeにて検索すると視聴可能
社会的活動など
  • 平成19年5~2月 鳥取県教育センター講師 音楽作りと日本の音楽
  • 平成20年8月 岡山県教職10年目研修講師 音楽作りと日本の音楽
  • 平成20年8月 教員免許更新時講習講師 日本の音楽と民族音楽の創作
  • 平成22年2~3月 吉備創世カレッジ講師 コブシと日本の音楽(歌)
学生や受験生への
メッセージ
いろいろな音楽を聴くことが大切です。特にこの日本に生まれて日本語を使っているわけですから日本の音楽はその中で重要な位置を占めます。世界で一番長い歴史のある音楽を持つ日本、そして西洋音楽もポピュラー音楽も豊かにある日本はこれから世界の音楽をリードする立場にあると思います。良い保育士や教師はいろいろな価値がわかる人だと思いますが、それを子どもの中に見いだし伸ばすために、一緒に研究して行きましょう。