研究テーマ |
乳児の自発性に基づいたはいはいの獲得過程を研究しています。乳児が全身を使って意欲的に探索する瞬間に注目し、国内外の調査を通じて、乳児保育における理想的な人的・物的環境を追求しています。また、乳児の主体性を尊重した保育実践と、充実した子育て支援が可能な社会の実現を目指しています。
|
教育の取り組み |
時代の変化とともに、多様化する保育者のニーズに応えるため、現場実習や動画視聴、オンライン実習を活用しながら国内外の保育事例を紹介しています。学生の皆さんと質の高い保育について自由に対話しながら、実践的な演習を進めていくアプローチを大切にしています。
|
研究業績、
研究活動など |
[論文]
- 幼児期に身につけることが望まれる基本的動作とそのバリエーション,大阪千代田短期大学紀要,第44号(2016)共著
- 乳児の運動機能の発達過程に関する事例考察―ピクラーアプローチを参考に,兵庫教育大学幼年児童教育研究,第29号(2017)単著
- 乳児のはいはいに関する研究の現状と課題,姫路日ノ本短期大学紀要,第39号(2017)単著
- 乳児のはいはいに関する調査報告,発育発達研究,第76号(2017)単著(査読付)
- 英語授業における表現活動―保育者養成校における実践報告,姫路日ノ本短期大学紀要,第40号(2018)単著
- 生後1年間における育児用品の使用に関する研究:乳児の運動発達の視点から,発育発達研究,第86号(2020)共著(査読付)
- Acquisition process of unsupported sitting-up in motor development of infants in Japan. Japanese Journal of Health Education for Children,7(2)(2022)(査読付)
- 乳児の寝返り及び座位開始時期と自発的な遊びとの関係,日本幼少児健康教育学会誌,10巻(2024)共著(査読付)
[書籍等出版物]
- 子どもの健康と安全,青鞜社 (2019)共著
- こどもと健康,株式会社みらい(2019)共著
- 子どもの保健,青鞜者(2020)共著
- 子どもの感覚運動機能の発達と支援 改定第2版,メジカルビュー社(2024)共著
- 保育者をめざすあなたへ子どもと健康(第3版)株式会社みらい(2025)共著
[口頭発表・ポスター発表]
- 乳幼児の四つ這い運動に関する研究の現状と課題,日本幼少児健康教育学会第34回大会(口頭発表)(2015)
- 乳幼児の歩行獲得過程に関する事例考察,日本乳幼児教育学会第27回大会(口頭発表)(2017)
- 乳児の座位獲得過程に関する検討,日本幼少児健康教育学会第38回大会(口頭発表)(2017)
- 乳児のいざり這い動作に関与する要因の検討―四つ這い動作との関連に注目して,日本幼少児健康教育学会第37回大会(口頭発表)(2019)
- 乳児のシャフリング生起に影響を及ぼす環境要因の検討,日本幼少児健康教育学会第38回大会(口頭発表)(2021)
- 乳児の遊びと寝返りおよび座位獲得時期との関連,日本幼少児健康教育学会第42回大会(口頭発表)(2023)
- 大人による乳児の座位姿勢保持が寝返りおよび座位の獲得過程に及ぼす影響, 日本発育発達学会第21回大会(口頭発表)(2023)
- 乳児の運動発達を促す保育者の見守りの重要性,日本赤ちゃん学会第23回学術集会 (ポスター発表)(2023)
- 乳児の自立座位を促す保育内容の検討,日本赤ちゃん学会第24回学術集会(ポスター発表)(2024)
[受賞]
- 日本幼少児健康教育学会 濱田靖一賞受賞 「乳児の座位獲得過程に関する検討」(2018)
[所属学会]
- 日本幼少児健康教育学会(理事)
- 日本乳幼児教育学会
- 日本発育発達学会
- 日本赤ちゃん学会
- Pikler UK Association
|
社会的活動など |
- 子育て支援講座講師(赤ちゃんの生活・赤ちゃんの運動発達・就学を見据えた生活習慣の大切さ等)
- 保育士キャリアアップ研修講師(乳児保育分野)
- 保育職員研修講師(乳児保育分野)
|
学生や受験生への
メッセージ |
乳幼児期の愛らしい子どもたちと関わる「保育」は、人間の営みの中でも特に幸せを感じられるものです。保育者に与えられたこの特別な機会は、社会の未来を育む夢のある職業でもあります。学生一人ひとりの目標と個性が未来へつながるよう、サポートしていきたいと考えています。
|