[美作大学BBS会]「更生保護」研修会を開催しました。(12/7)
2012年12月14日BBS
美作大学BBS会研修会「更生保護のこころ」を開催しました。
平成24年12月7日(金)の放課後、美作大学BBS会の研修会『更生保護のこころ』が行われ、学生約10名と保護司の方2名が参加しました。
美作大学BBS会とは
「BBS(Big Brothers and Sisters)」とは、保護観察中の少年少女たちに対して、同世代の友だちのような存在として一緒に悩んだり学んだりするボランティア活動で、全国的に実施されています。
そして本学の学生たちによる「BBS」は平成23年6月に発足し、現在約20名所属。
地域の保護司の方々と連携して、保護観察中の少年少女と友達のように関わったり施設を訪問したりするほか、定期的に自主研修を開催して、活動を行う上での知識や技術を身に付けるなど、自己研さんに努めています。
今回はその自主研修の一環として、“更生保護”についての研修会を実施しました。
研修会「更生保護のこころ」
研修には、保護観察所30年の経験を持つ岡山保護観察所 企画調整課長 中元孝彦氏を講師としてお招きしました。
講演では『更生保護のこころ』と題し、
更生保護とは何か?
保護観察とは何か?
なぜ保護観察が必要なのか?
保護観察は誰が行うのか? などをお話いただきました。
学生たちは非常に熱心に講演を聴き、講演後は「保護観察中の少年少女の信頼を得るためにはどのようなコミュニケーションをはかればよいか?」と質問。
中元氏からは「まずは“傾聴(けいちょう)”―相手の話しをしっかりと聞くこと。こちらからの話しはせずに、少年少女の話を聞くことに専念すること。また、話すときは、決して上から目線で話してはいけない。同等の立場で話すこと。」と、アドバイスされました。
最後に中元氏より学生たちへ、「学生のうちは何か熱中できることを見つけて一生懸命にすること。そこで何かをつかむことができ、BBS活動もその一つであれば嬉しい。また、BBS活動をもっと広く学生に知ってもらい、参加してほしい。」とメッセージが送られました。
貴重なお話をありがとうございました。
BBS活動をする中で、少年少女とのコミュニケーションの取り方等さまざまなことで悩み、模索している学生たちにとって、保護観察所の方の体験談を含めたお話は大変勉強になりました。
美作大学BBS会も少しずつ部員が増え、活動も活発になってきました。来年はキャンプも行う予定です。
ますますステップアップしていくBBS会の活動にこれからもご期待ください。
:-)