美作大学調理師会×太田三郎氏×くらや、“森の芸術祭”「生命の雫 柿ゼリー」完成イベント開催!
2024年11月26日 美作大学調理師会
2024年11月16日・17日の両日、衆楽園(岡山県津山市山北)で、「生命の雫 柿ゼリー完成記念・衆楽園で太田散歩」が開催されました。このイベントは、「森の芸術祭 晴れの国・岡山」の一環として、美作大学調理師会がアーティスト太田三郎氏、津山市の老舗和菓子店「くらや」と共同開発したスイーツ「生命の雫 柿ゼリー」の完成を記念して行われたものです。
今回のイベントは、2024年5月に始動した「森の芸術祭」お菓子開発プロジェクトの成果です。このプロジェクトでは、太田三郎氏が考案した「種子」をテーマに、美作大学調理師会の学生と「くらや」が協力して新たなお菓子を創作しました。<試作会の様子>
ゼリーは、秋の味覚である柿の果肉をベースに日本酒を加えたもので、ゼリー容器の上に柿の種を一粒添えています。これは、生命の循環を象徴する「種」を表現したもので、太田氏のアートコンセプトを見事に再現しました。
イベントでは、太田氏が衆楽園内に展示された4つの作品を解説しながら、参加者を案内しました。イベントの最後には、参加者に「生命の雫 柿ゼリー」が配られ、調理師会の学生たちがゼリー完成までの誕生秘話や、創作にあたって工夫した点や苦労した点などを紹介しました。
- 開発に携わった学生のコメント
「『アートと食の融合』という難しいテーマでしたが、柿の味を活かしながら、太田さんの“種”への想いをどう表現するか、試行錯誤を重ねました。完成したゼリーを目にしたとき、自分たちの作ったものが作品の一部になれたと感じ、とても感動しました。太田さんやくらやさんと一緒にこのプロジェクトに携わることができ、とても光栄でした」
美作大学調理師会は、2021 年に調理師免許をもつ食物学科の学生たちで立ち上げられたサークルで、料理コンテストなどで受賞経験をもつ学生が所属しており、イベントなどに出店し地域に「食」の魅力を発信しています。様々な活動が認められ、2023年にはサークルからクラブに昇格し、活動の幅を増やして地域で活発に活動しています。