みまさか防災隊、鳥取県日吉津村の第21回ボランティアフェスティバルで「防災塾」を実施
2024年11月15日 みまさか防災隊 ボランティアセンター
11月3日(日曜)、美作大学ボランティアセンター「みまさか防災隊」の学生2名が、鳥取県日吉津村で開催された第21回ボランティアフェスティバルで「防災塾」を実施しました。今回は親子参加を中心に、実践的な防災知識を提供することを目的とし、新聞紙で作る防災スリッパのワークショップと防災クイズを通じて、多くの皆さんと交流することができました。
新聞紙で防災スリッパを作成するワークショップでは、学生が作り方を丁寧に説明しながら参加者と一緒にスリッパを作り、完成したものを実際に履いて体験する場面もありました。
当日は用意した新聞紙が足りなくなるほどの参加者で盛況でした。
また、防災クイズでは、防災リュックの中身を当てるクイズを行い、ゲーム感覚で楽しく学べる工夫がされていたため、参加者は楽しみながら防災知識を身につけることができました。
この防災塾は、ボランティアセンターに所属し防災士資格を持つ学生スタッフが構成し、専門知識を活かして地域の皆さんに防災対策を提供することで、災害に強いコミュニティづくりに貢献できるよう取り組んでいます。
今回、この企画はボランティアフェスティバル担当者である、本校社会福祉学科卒業生の渡辺美和さん(日吉津村社会福祉協議会勤務)からのお声掛けにより実現しました。
- 参加した学生の感想
「幅広い年代の子どもたちが参加してくれたので、スリッパ作りの教え方に苦戦しましたが、教える過程で自分自身も成長できたと思います。子どもたちはできたスリッパを履いて歩き回ったり、友達と自慢し合ったり、楽しそうに作業している姿がとても印象的でした。また、新聞紙が足りなくなったため、防災バックの中身クイズも行い、保護者の方も一緒に考えてくださいました。意外と知らないことも多く、家庭での防災について私たちも学び、今後広めていきたいと思いました。」
— 山崎友音さん(食物学科3年/鳥取県八頭高校出身)
「友達と教え合いながら新聞スリッパを作ったり、防災リュックの中身を一生懸命考える子どもたちの姿が印象に残っています。また、『これはお母さんの!』と家族のスリッパを作る姿も見られ、親子で参加することで家庭内で防災意識が高まるきっかけになったら嬉しいです。これからも防災隊の一員として、防災について楽しく学べる活動を続けていきたいです。」
— 小谷真央さん(社会福祉学科1年/鳥取県鳥取東高校出身)
「みまさか防災隊」は、防災士資格を持つボランティアセンターの学生たちによって、2024年7月に結成された学生組織です。地域住民への防災啓発を通じて、自身や家族の命を守ってもらいたいという思いで活動しています。